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1998年、発泡酒と年間自殺者3万人の時代が始まった。やがて第3のビール・・・

2005

こんなものを書くより、良いTシャツデザインを考えているべきではないだろうか?

12月27日 考えてみれば、Tシャツをデザインしている自分の姿など、このサイトを計画するまでは想像もしたことがなかった。こんなサイトをやっていることは、実際にやってみるまで、イメージできなかった。ということは、来年も変な?経験ができるだろうか。Tシャツを買ってくれた人や、日記を読んでくれたみなさん、どうもありがとうございました。それでは、よいお年を。
12月26日 彼の命日からクリスマスにかけて、ジョンレノンの歌を耳にする機会が多かったが、今頃になって理解できる気がしてきたメッセージがたくさんある。彼はやはりFBIに殺されたのではないだろうか。
12月25日 整理してみるとシンプルだ。必要なもの=生活にかかるお金。欲しいもの=何かを吸収して考えて表現する機会。これを考慮した過ごし方の一例は、9時〜15時はデイトレードしつつ読書や調べものなど、15時〜18時はこのサイトを中心とした作業。以後は自由適当に・・・。こんなことが可能だろうか。来年はこんな感じで?
12月24日 Chipより新しい人生相談の回答が到着。いつものように実用性と思慮に満ちている、Chipにしかできない回答。来週早めに訳を仕上げようと思う。
12月23日 テレビのニュースで初めて、今日が何の祝日なのか知った。てっきり、「海の日」のクリスマス直前バージョンみたいなものだろうと思っていた。
12月22日 何年かぶりに年末の空気を感じている。その原因を考えたら、何年かぶりにテレビをたくさん見ているので、テレビの年末企画の影響を受けているのだった。
12月21日 本棚から「ホーキング、未来を語る」を引っ張り出して読み始めた。ちょんと理解できるわけではないが、相対論のこととか宇宙のこととかひも理論のこととかの話には、日常から離れられる気持ち良さがある。
12月20日 「Web Designing」というWebデザイン誌をめくって、自分にとってわかりやすいところを拾って読んでいると、そういう傾向の記事だけでつくられた雑誌があって良いのではないかと思った。「アートから犯罪まで 〜Web鑑賞者のための、Web文化・Web社会についての雑誌〜」みたいなもの。どうでしょう。
12月19日 「スーパーサイズ・ミー」のDVD。マクドナルドを1ヶ月食べ続けるとどうなるかを監督自ら実験台となって検証したドキュメンタリー。真面目と洒落のバランスは、マイケル・ムーアの流れだろうか。まあ、マイケル・ムーアの方がパワーがあるが、食べ物という身近なことなのでいろいろ自分の生活を考えながら見た。ユーモアのあるドキュメンタリーを見ていると、自分でも撮りたくなってくる。今、特に題材は思い浮かばないけど。
12月18日 家に保温性が欠けているので、朝になると、頭と顔が冷たくて目が覚めるようになってきた。まあ、起きるにはちょうど良い時間ではある。
12月17日 「クーリエ・ジャポン」という創刊間もない雑誌の新聞広告のキャッチコピーは、「世界にはメディアの数だけ視点がある!」。・・・大バカだ。傲慢だ。視点がメディアの数だけしかないと本気で思っている。こんな人たちがたくさんいるんだろうか。
12月16日 家の近くに、きらびやかなクリスマスの飾り付けによって有名な住宅街がある。テレビにもよく取り上げられる。その地域に住んでしまったけど、派手なクリスマスの飾り付けにはあまり興味のない人たちは、居心地が悪いだろうと、同情する。
12月15日 日曜に数多くのパトカーがうろうろしていて何かあった様子だったが、近所で小学生が連れ去られそうになったらしい。全国至るところで同じことが起きているのだと思う。これは何なのだろうか。インターネットでは情報交換みたいなことが行われていたりするのか。
12月14日 ふとんに入ったまま小学校に行けないものだろうか、といつも思っていたことを思い出した。寒い、あまりに寒すぎる。断熱材を省くという手抜きのリフォームがしてあるこの借家は。
12月13日 ブッシュが今回のイラク戦争でのイラク人死者を3万人前後と語った。本当の数字なのかどうかはわからないが、3万人と聞くと日本での1年間の自殺者数を思い出してしまう。
12月12日 Tシャツのデザインを失敗。ちょっと重い雰囲気になって、何か違和感が無さ過ぎてつまらなくなったので、やり直し。しかし、今回の言葉は難しい。
12月11日 Life can be cruel.という言葉の黒Tを、ずっと考えているが、何をしているわけでもない、そして誰でもない、立っている人のイメージが頭から離れない。
12月10日 NHK教育「山田風太郎が見た日本〜未公開日記が語る戦後60年〜」。日記の内容は彼の結論としてでなく、迷いや疑念として理解できるような気がした。
12月9日 1週間くらい前に、このサイト以外の仕事が気分的に困難になってきたことを書いたが、その原因は、このサイトに、アーティストみたいな気持ちで関わっているからだという気がする。自分と一体化の度合いが高くなりすぎただろうか。
12月8日 証券会社の間抜けな発注間違いをきっかけに日経平均が暴落した。テロ並の影響があったわけだが、ということは、証券市場を狙ったサイバーテロの可能性が大きく示されたということ?証券関連のシステムはかなりポンコツなものが多いという印象があるが、どうだろう。
12月7日 怪談」を眠る前に少しずつ、間も開いたりしつつまだ読んでいる。その嘘の話にはどれも、その世界を実際に見ているようなリアリティーがある。ふと、リアリティーを感じる仕組みというのは、案外、あまり研究されていないのではないかと思ったが、どうだろう。たぶん、宗教などのことも含まれてくると思うが・・・ユングなどを読んでみればいいのかな。
12月6日 「黒いTシャツ」のフロントプリントの位置決めをしてサイトに掲載した。絵や文字が胸側にあるというのは、確かに安心感があるような気がしないでもない。また、着ている自分へのメッセージという雰囲気のものは、胸の前にある方が気分に合うのかも知れない。
12月5日 タミフルの不足についてのテレビ報道は、いい加減すぎる。八角からしかつくれないと言っていたり、生産量が増えないことについては、普通、企業は生産能力(設備)過剰になることを最も嫌うのだが、それを考慮せず物理的に増産が不可能だと思い込んでいる。経済的な理由で生産が抑制されているのではないかと考えるのは、当たり前のことだ。間抜けな報道は、パニックを増長する役割しか果たしていない。
12月4日 「Life can be cruel.」のTシャツのデザインを考えている。この一見ネガティブな言葉をどうやったらニュートラルあるいは、静かな覚悟のような気分にもっていくことができるか。
12月3日 「がんばれベアーズ」風ロック映画「スクール・オブ・ロック」が面白かった。子どもも大人も楽しめるコメディーだが、物事の判断基準を思い出させてくれた。「それはロックなのか、そうではないのか」。もちろんロックのほうを選ぶ。そして多くの場合、もちろん、それでは成功などしないのだけど。
12月2日 このサイト以外の仕事が、だんだん面倒臭くなってきた。ということは、さて、どうする?
12月1日 青い人生相談#14」で今最も頭に残っている言葉は「Life can be cruel(人生は残酷になりえる)」。うまくデザインできるだろうか。
11月30日 25日にいらないことを書いた。よくわからないことを書くもんじゃない。ところで、移民の犯罪がある度に、自分にはどうしても嘘であってほしいという気持ちが湧いてくる。移民経験者?なので、周囲に溶け込めない移民の辛さに想いを馳せてしまう。もちろん、こんな犯罪は許されるわけが無いが、テレビ朝日の取材の仕方と、彼の表情について安易に意味づけするナレーションには非常な嫌悪感を抱いてしまった。北朝鮮の一般人取材の姿勢にも通底している彼らのやり方からは、無実の人に対してもとんでもない取材を限りなく行っていることが容易に想像できる。そして彼ら(たぶん社全体ではなく一部のスタッフだとは思うが)のやり方は、報道などの本当に必要な自由が規制される土壌をつくりだしている。犯罪も、人権を侵害する取材も共に許してはいけないと思う。
11月29日 耐震偽造の国会証言で気になったのは、(誰も詳細を追及しなかったが)イーホームズの「偽造発見は非常に難しい」という発言。つまり、意図的でないものも含めて、偽造建造物は今まで無数につくられてきたということではないのだろうか。
11月28日 日々、スパムメールや、ばい菌メールが増えていく。処理時間が結構かかる。最近多いのは、CIAとかFBIから「不法なサイトであなたのログが発見されました」みたいな感じのメッセージに、ウィルス・ファイルが添付されているもの。スパムメールの処理時間とか、ウィルスにやられた損失とか、・・・、欠陥マンションの諸々とか、過酷労働による損失とか、犯罪や交通事故による損失とか、戦争での人的物質的損失とか、汚染による損失や将来の負債とか、非生産(反生産?)なものを集めた反GDPみたいなものをつくり、それが案外、GDPと拮抗していたりすると、ばかばかしい気分になるだろうか。国民マイナス総生産。
11月27日 NHKアーカイブで日本の名園「修学院離宮」(1987年)をやっていた。BGMがうるさくて困ったのだが、その美しさは「静寂」について再び考えさせてくれた。「静寂」はある意味「恐怖」だが、日本では様々な人によって「静寂」に耐え得る心構えを追求する美が表現されてきた。この美は、日本の誇りみたいなことをうるさく語る、小林よしのり系や石原慎太郎系の思考には決して入ってこない。三島由紀夫は、この「静寂の美」に深く憧れそれを表現しようとしてきたが、「静寂」に耐える能力を得ることはできなかった。
11月26日 NHK教育のETVで脳科学者、川島隆太の提灯持ちとしか思えない番組をやっていた。科学としては検証手段が穴だらけで恣意的であることを、スタッフはわからないのだろうか。実験の結果から言えるのは、「昔から言われているように、誉められる経験は誰にとっても意欲を高める大きな要因になるようだ」くらいのことだけで、単純計算などの効果が他種の「作業→誉められる」状況よりも優位であることや、前頭葉の実際の働きについては、実際は何ら証明していない。ということくらいには気づいてほしい。だいたい「私の脳をコンピュータに入れたい」と真面目に語れるような脳科学者の知識体系の欠陥に気づかないのか。百ます計算、斉藤孝、細木数子、江原啓之・・・。大丈夫だろうか。暗い気持ちになる。
11月25日 広島の女児殺害の捜査は、それを衝動的な犯罪として、半径500メートル以内を重点としているが、それでいいのだろうか。どうも捜査のロジックが破綻しているような気がする。
11月24日 少し前に書いた夜中の足音の主は、となりの家に入ったらしい(不審者のことを伝えていたので警戒していたのだが)。1階の窓を割ったが、2階に居た人が気づいて何も盗られずに済んだようだ。しかしそれ以後も、今度は昼間にうろついている気配がある。整髪料の強い匂いを残しながら。狙われそうな家がとなりにもう1件ある。捕まるまで狙い続けるのではないだろうか。インターネットで調べると、この静かな典型的な郊外の住宅街は、空き巣やひったくりの多発地帯であるらしい。小学生がいきなり殴られたり、凶器を持った男が小学校の近くを歩いていたこともある。そして誰も捕まった様子がない。まるで、何か大きな事件に肥大していくまで、静かに待っているような感じだ。彼らが手を引く動機は、とりあえず無い。
11月23日 家に戻ってテレビを点けたら、横断歩道で目が見えない人のために青信号を知らせる音が、夜の8時以降は近所迷惑を考えて、消される場所があることをやっていた。
11月22日 昨日すれ違った友だちが、イノシシの肉を冷凍にして持ってきてくれた。
11月21日 親の車を運転していたら、携帯がなって留守電が残された。「今、道ですれ違ったよ」という田舎の友だちからのもの。
11月20日 田舎に帰ってPCを見ない生活を送っていると、やたらと雑誌の飛ばし読みをしている時間が増える。インターネットと最も競合関係と言うか同類なのが、雑誌の飛ばし読みということ?
1月19日 WEBデザインと技術についての雑誌の編集部で働いている知人がバックナンバーをたくさん送ってくれたので読み始めているが、90%くらい知らないことが書いてある。
11月18日 16日に触れた子どもの絵を良く見ると、どの紙の裏側も描かれていた。ブランコをしている場面の前から見た絵と後ろから。車の左側と右側。手をつないでいる親子の正面と背中・・・
11月17日 22-20sのブルース・ロックが突然思い出されて、ずっと頭の中で鳴っているのでCDを聴くことにした。これが20歳前後のバンドとは、と今頃になって驚いた。
11月16日 紙にクレヨンで犬の絵を描いていた小さい子どもは、紙を裏返し真っ白な中に1本の線を描いた。聞いてみると、その線は尻尾ということだった。
11月15日 Tシャツをしばらく考えていないと思ったら、人生相談もしばらく新しいのを公開していない。Chipは何か悩んでいるのではないか。そういう時、Chipは誰に相談をするのだろうか。
11月14日 MTVでやっていた90年代特集をじっと見た。今の音楽にあまり興味が湧かないのは、年をとったせいだけだろうか。例えば今10代だとして、今の音楽は面白いだろうか。音楽以外には何が面白いんだろうか。今、10代でなくて良かったと思うのは自分だけだろうか。
11月13日 テレビがまた、金正日を称える不気味な儀式の映像を悪意を込めて流していると思ったら、それは皇居内の日常を追った80年代のドキュメンタリー番組だった(NHKアーカイブ)。
11月12日 NHKスペシャル「ユリばあちゃんの岬」。夏の間、知床の人気のない、熊もときどきやってくる海岸の小屋で、ひとり昆布をとりながら犬と暮らす80歳近いおばあさんの話。何もないように見えるその場所は、おばあさんにとっては「ぜんぶある」場所らしい。また昨日の続きのような話に・・・。
11月11日 昨日、清貧と達観について触れたが、たまたま目にしたグリム童話の「しあわせハンス」も、そういう話だった。今の世界を舞台にそういう話をつくるとしたら、どんなものになるのだろう。「一杯のかけそば」というようなのではなくて・・・。
11月10日 八雲の「怪談」をまだ読み終わっていない。旅する貧しい坊さんがヒーローであることが多い。清貧と達観。つまり、昔から人々はその不足を感じて過ごしてきたということだろうか。ふと思った。昔話は昔の状況を伝えるものと思ってきたが、欲しかったのに手に入らなかった気持ちを伝えているのではないだろうか。としたら現実はどうだったのか。
11月9日 このサイトに広告を出してくれているSWINGING BITSが制作するサイト(サイトの"work"参照)はいつもすごくキレイ。それがブログであっても。昨日に続き、真似できないことの話。
11月8日 すごく久しぶりにCurtis Mayfieldを聴いてみたら、結局誰も、彼の真似に成功していないことがよくわかったが、自分も真似をしたくなった。明日から歩き方が変わるかも・・・。大昔に渋谷のどこか大きくない場所で彼のライブを観たことがある。あれはいつだったんだろう?
11月7日 八雲の「怪談」はどちらかといえば清々しい。矛盾とか不完全だらけの世の中を生きていく、あるいはそこで死んでいくとき、どんな気持ちで過ごせばいいのだろうかという疑問についての、一言で言えない答えが「怪談」となっている。と書いて気づいたが、考えてみれば世の中の全てのお話は、そういうことではないか。音楽や絵も。前にも同じことを書いたかも。
11月6日 人に頼まれて買った八雲の「怪談」を自分が読んでいる。1編1編が短くて眠る前に読むのにちょうどいいと思っていたら、つい数編を読んでしまう。起きていたら2日前と同じ様に家の敷地を誰かが忍び足で歩いている。外に出て見つけようとしたが暗すぎてダメだった。家に戻ると慌てて走り出すバイクの音が聞こえてきた。明日は懐中電灯を買って帰ろう。
11月5日 NHKのETV特集の「生きててくれて、ありがとう 夜回り先生・水谷修のメッセージ2」。番組内で彼は余命が短いと言っていた。彼の代わりは誰かいるだろうか。ところで彼のアドバイスは、だんだんChipのものと近くなってきた、と思う。
11月4日 人に頼まれて本屋に八雲の「怪談」を買いに行った。ぎっしりと背を向けて並んでいる岩波文庫の棚の真ん中に、その1冊だけが表紙を向けて立てかけてあった。手に取るのを躊躇した。深夜風呂に入っていると、誰かが家の敷地に入って窓の下を歩いている。窓を静かに開けて外を見ようとしたが、その音を聞いて慌てて車に戻って逃げて行った。幽霊ではなかった。
11月3日 戦前あるいは戦後の高度成長を生んだ要素を再現しようとして、冷戦を目指した緊張の醸成や、大企業の系列化などが図られているのだと思うが、労働者の組織化による労働条件の改善という消費拡大を生んできた最大要素が無視あるいは忌避されているのは、それ(対抗的組織やものを考えるための経済的時間的余裕)が反権力の温床になることを恐れているからだろう。つまりこれは自由な意見を一般人には持たせたくないということと同じで、その心理から考えるとメディアつぶしもますますひどくなってくるのだろう。
11月2日 アメリカの武器輸出の最大顧客である中国分が少しずつ削減されようとしている。当然その代わりが見つかったからだろうが、それは日本である可能性が高いと思う。
11月1日 東証のシステムダウンが大きなニュースだったが、あれはたった1時間30分の取引時間でも十分やっていけるということを示しているのではないだろうか。誰も困るように思わないが。きっと、そんなものが他にもたくさんある。
10月31日 インターネットばかり眺めている日々を経て、ふと横に転がっている雑誌を手に取ると、「雑誌というのはなんてきれいなんだ」と感心する。それから「なんて字が小さいんだ」。
10月30日 NHKアーカイブでフジ子ヘミング人気のきっかけとなった「フジコ 〜あるピアニストの軌跡〜」(1999年)。パティ・スミスとかニール・ヤングが醸し出す雰囲気を感じた。
10月29日 米軍再編中間報告が発表された。この再編に関して、日本国内での米軍の移動にかかる全ての費用は日本が払うことになったと、ニューヨークタイムズは報じている。
10月28日 少しずつ読んでいる「日本証券史1」がやっと日中戦争〜第2次大戦あたりになってきた。今と似ていることがたくさんある。もちろん違うことも多いが、軍人フェチ政治家たちが、軍部が支配を強めた過程を意識していないと考えるほうが不自然だろう。
10月27日 期限切れが迫っているANAのマイレージがあるという通知がきたので、DVDプレーヤーとの交換を申し込んだ翌日、VHSビデオデッキが壊れた。ちょっと前にも書いたが、新しい電気製品が来ることになると、現在使っている製品がいじけたように突然再起不能になる場合が多い原因について、誰か調べて欲しい。
10月26日 (昨日の続き)おぼろげな物理の知識では、素粒子の世界に至るまで、あらゆる物質は必ず何か他の物質と関係を持っている。ということは世界は関係(間)から成り立っていると考えることもできる。究極の物質を探しても結局、何かひとつに突き当たるのではなく、○○と反○○という風に、とりあえず究極のセット(関係)が見つかるだけではないだろうか。関係という言葉に、より動的なイメージや変化する雰囲気を持たせたいと考えると、それはゲームという言葉となる。ということで「唯ゲーム論」の考え始め。しかし、いったい何を始めてしまったのか・・・そんなことより、良いTシャツデザインを考えたほうが・・・
10月25日 「唯ゲーム論」。ゲーム理論とも違うのだが、ものごとをゲームとして解釈すると、かなり冷静にとらえられる。株ブームも戦争も引きこもりも肉体も・・・。「唯ゲーム論」コーナーをつくってみようと思う。面白いのかどうかもわからないが。
10月24日 2行分さえも何も考えなかった一日。マスメディアも、何もない一日だったということを伝えようとしていたような気がしたのは自分だけだろうか。最近は、M&Aみたいなことがないと報道番組はあくびをしながらつくられているような・・・。これについては今度考えてみよう。
10月23日 「プロレス化世界」。靖国神社参拝をめぐる「みんなグル」の状況が示すのは、つまり世界情勢は、プロレス程度のつくりものということだと思う。プロレスが好きな人にも、あまり楽しいとは思えない事実ではないかと思うが、アメリカのプロレスのシナリオをハーバード卒などのエリートたちが書いていることを考えると、エリートとは昔から、プロレスのシナリオを書ける人たちのことだったのかもしれない。エリートになりたい小中高生は、そういう訓練を始めなければならない。一般人はこの現実に慣れなければならない。例えば政治論議とは、「そろそろ少し涙を流せる話しんみりした話がいいので、そういうシナリオが書けるスタッフに変えてくれませんか」とか「やっぱりここでは単純に爆発シーンがあった方が盛り上がるんじゃないですか。特に意味は考えなくても、迫力で圧倒してしまえば観客が勝手に解釈してくれるんですよ」というようなことだと考える方が現実としっくり馴染むだろうか。まあ、北朝鮮などの意味もこう考える方がよくわかる気がする。しかし、このように書いていてふと浮かんだのは、「では、プロレス化世界以外に可能な世界はあるだろうか?」という疑問。
10月22日 18日に「どうも変」と書いたが、やはり経団連は前もって中国と話をつけていた。国と国との緊張に関する情報は、ほとんど操作されていることが確認できた。
10月21日 ずっと人気の馬場のぼるの絵本「11ぴきのねこ」シリーズ。ずるがしこいねこたちの楽しい話を読んだ子どもたちは、自分がずるがしこいことを悩まなくてすむのだと思う。
10月20日 近くの郵便局に行くと金融の方の窓口係が4人いる。そして、待っている人がひとり進むのにいつも10分くらいかかる。ということはひとりの客に40分もかかっている計算になる、というようなことを考えていると良い気分にはならないので、待ち札を取ったら昼食に行くことにしている。ゆっくり食事ができるし、局に戻ってからはイタリア人のように昼寝も出来る。でも、正直言うと結構頭に来るので、窓口の奥にいる職員に相談してみた。「なにか根本的におかしいところがあると思うんですけど・・・」。普通の聞き方をしなかったためか窓口係をすぐにひとり増やしてくれた。すると、そのひとりが10分で10人以上のお客をこなして、待っている人が一気に減った。もちろんよけい頭に来てしまった。良い人間になれる日は遠い。でも、暴れませんでした。
10月19日 その時代の有名人の性質は、その時代の社会を反映していることに誰も異存はないと思う。欲望であったり希望であったり願望であったり。「有名人史観」という新しい学問の可能性?
10月18日 どうも変。なんか変。首相も経団連も中国も韓国もニューヨークタイムズもアメリカも、みんなまとめて怪しいと感じているくらいのことしかできないが、素人には。で、次は何?
10月17日 首相は過去の犠牲に敬意を払うためと言うが、世界の多くのことは軍人の犠牲で出来上がったわけではない。靖国神社で手を合わせるより、官邸に居て四方八方に向かって手を合わせるとか、全国津々浦々の名も無き人たちの墓を巡るという方が論理的には正しい行為だ。事実を見ずに軍人のみを特別視するのは、もちろん意図がある。
10月16日 新しい黒いTシャツの言葉は "The men aren't going to change unless they are forced to do so."。「男たちは強制されなければ変わらない」。総理大臣以下、今話題の彼らについての言葉。
10月15日 憲法改悪に向けて、改悪に否定的なマスメディア潰しが着々と進んでいる。楽天の社長は、単なる駒にしか見えないし、メディアの何かについて考えているとも思えない。
10月14日 テレ朝の「報道ステーション」に村上ファンドの人が出ていたが、昨日書いたようなことを考えそうな人では全然無かった。最近の金持ちたちは、つまらなすぎる。
10月13日 広島カープをホリエモンが買収するという噂が出ているので、気になって少し調べてみた。広島カープの株の3分の1はマツダが持っており、その他はオーナーである松田氏関連が占めている(現オーナーの曾祖父がマツダの創業者だが今はマツダの経営には関わっていない。祖父の代からカープのオーナー)。先代のオーナーは、次々と新しい試みをしてカープの黄金時代を築いたが、現オーナーは印象としては何もしている様子がなく、それに合わせてチームの成績も低迷している。樽募金など様々な市民の努力によって、市民球団というイメージを培い、先代のオーナーはそのイメージをより強くする努力をしてきたが、今の保守的なオーナーの無策によって、実体は市民球団でなく個人経営ということへの不満が急速に高まっているようだ。
ここでこの「市民球団」という理想が、今の阪神の動きともつながってくる。この理想を求めると、ファンへの株式購入機会の提供や株式公開という案は当然のように浮上してくる。村上ファンドの人もホリエモンも理念を考えたり語ったりする素養に全く欠ける人たちだが、理念を勝手に作り上げてしまうと、これは非常に大きなプロ野球改革ということになる。阪神の話に広島の実質的な市民球団への変貌を目指すという話が絡んできたときに、「市民球団」と「企業球団」とどちらが理想なのかという選択肢の話になってくる。そして、そこに楽天イーグルスと楽天のTBS買収によって三木谷楽天の影響下に置かれる横浜、そして球団経営に失敗して自分の存在感を示すことができなかったという子どもじみた悔しさが募っている宮内オリックスも、市民球団派として、巨人ナベツネをはじめとする旧体制と戦うという状況に。そして野球協約の改正によって株式公開が認められ・・・ということは起こらないだろうか。まあ、起こらないだろう。難点は、理念をうまく語れそうな魅力的な登場人物が、今のところいないということ。まあ、どうせこんな風には考えてないだろうし。
ところでJリーグってどういう仕組みなんでしたっけ?
10月12日 日本証券史1」という3冊セットの日経文庫を買った。普通の経済史よりも、金と人々の金銭欲に関する歴史が少しわかるような気がしたから。そんな映画はないのだろうか。
10月11日 最近、何もしないうちに1日が過ぎ去っていくことが多いのはどうしてだろうか。何かしているような気持ちになれる日との違いは何だろうか。と書きながら実は考える気も無い・・・
10月10日 古いパソコンのモニターが、突然直った。ところで、電機製品は、買い換えようと考え始めると壊れるのはどうしてだろうか。また、買い換えるつもりがないと何とか直ってしまうのはどうしてだろうか。というような疑問を持っている人は案外多いのではないかと思う。
10月9日
古いパソコンのモニターが反乱を起こしたまま、直らなかった。
10月8日 NHKでアスベスト問題の特集番組をやっていたが、同じ様にアメリカで長い間深刻な問題となっていながら日本で軽く見られているものが他にもある。水道水やペンキ中の鉛のこと。
10月7日 NHKのにんげんドキュメントは、ナガセくんというアウトサイダーアーティストの話。知的障害者のための施設にいる彼の作品について、老いた父親が誇らしく語る姿が印象に残った。彼の作品に触発されたアーサー・ビナードの詩も面白かった。
10月6日 湘南の砂浜が20年くらい前に比べて半分の広さになったと言う人が多い。水位がそれだけ上がっているからだが、温暖化というのはどの程度人間が原因で、どの程度自然の周期なのだろうか。「環境」は既に大きな産業なので、環境に関する情報は、どういう種類の機械を今売りたいなどの業界の営業方針にも影響されているのだと思う。そして、アスベストのように情報を公開する時期が先延ばしになっているものもあるのだろう。いったい「環境」はどの程度危機なのか、はっきりした情報や実感を持てている人は少ないと思う。
湘南の浜には、みんなやたらにゴミを捨てて帰る。それは年々ひどくなっている気がする。その大きな原因は、CO2対策や汚水処理などと違って「ゴミを捨てない」ことは、どの企業の利潤にもならないからだと思う。つまり、結局自分たちは、何かの業界がキャンペーンしていることしか考えていないのだろう。
ところで、「ゴミを捨てない」ことを利潤にできる産業を考えるという方法もある。しかし、そんな産業はないだろう。でも、ない理由には根本的なことが横たわっている気がする(どこかで聞いた様な話という気もするが・・・)。
10月5日 毎日大量に届くスパムメールの中から、スパムでないものを探し出すのは大変だが、多くのスパムメールのアドレスがinfo@〜なのは、せめて見わけやすくしておきたいというスパム発信者の良心なのだろうか。と書いていると、もしかしたらinfo@〜というアドレスの重要なメールを今までに大量に抹消したのではないか、という不安が頭をもたげてきた。
10月4日 「物置のような店」にモノを並べていくと、脳の中の連想のかたちを描いているようで、自己紹介のような雰囲気になってくる。さらけ出すということではなくて格好をつけているけど。
10月3日 店みたいなものをサイト上でつくってみたいと、ずっと思っていたのだが、思いついたモノのタイトルだけをただ雑然と並べておく、という感じで始めてみよう。
10月2日 愛知県新城市の公共事業に関して行われてきた建設業者の談合を実名で告発した内部関係者の話を朝日ニュースター(CS)でやっていた。当然のように様々な妨害を受けたわけだが、たぶんマスメディアが取材し続けたために警察も動き、現在は談合が行われなくなった。そして年間15億円も事業費が少なく済むようになった。
10月1日 久しぶりに走ると、イメージとは全く違ってしまっていた。仕方がないので、フォームをゼロからつくってみた。股関節を柔らかく使えるかどうかが最もタイムに反映されるが、股関節を自然に動かすために、肩の前後の動きが助けになることは始めて知った。100メートルにして1秒半くらい改善した。壊れたものを直そうとすると、新しい発見がある。壊れたものはやっぱり元には戻らないという実感と同時に。
9月30日 NHKの人間ドキュメント「赤い土に生きる〜ブラジル日系移民 槇野夫妻〜」。生きるために決断したことは、それが何であっても誰のものであっても、知る価値がある。
9月29日 渋谷→新宿→池袋→赤羽→浦和という電車に夕暮れ少し前に乗った。日本にもいつの間にかグランジ的な精神が静かに浸透していることがわかった。そうか、あの頃のアメリカに似ていなくもない。少し希望が持てた。はっきりした理由はないけど。
9月28日 京都の歴史を岩波ジュニア新書で少しずつ学んでいる。子どもの頃は、平安時代とか室町時代とかは大昔だと思っていたが、そんなに昔ではなかったと感じるようになっている。
9月27日 ネットにあるフリーのWEBデザイナーへ仕事を紹介するコーナーを見ていると、発注額が恐ろしいことになっている。ばらばらの個人は容易に値引き競争に入ってしまうのが哀しい。
9月26日 株式市場の、小泉大勝利のあとに急激に強くなった傾向。旧財閥系を中心とする大企業系列株および軍需産業株への資金の集中(つまり株価の急上昇)。そして中小銘柄相場を先導するデイトレーダー潰し。株式市場が未来を少なからず反映しているなら、未来は非常に暗い。そこでふと思った。「アウトサイダー取引」ではいくぶんか自由や流動性や変化の拡大という希望を反映した取引を行っているが、それが最近のマイナスの原因ではないか。危惧を反映した株取引を行うというのはどうだろうか。その危惧が現実になってきているのなら、取引結果はプラスになる傾向が強いだろう。つまり暗い気持ちになる代償として、収入を得る? そしてそんな収入が増えるなら、その収入の原因となった世の中の動きと反対のことのために使う。
9月25日 まだ同じことが繰り返されようとしているなら、原油市場で潤った資金が流れ込んで株式相場が急激に上がっている日本は、テロのターゲットとなる危険性が高まっていることになる。また、イギリス軍撤退の噂が出て、アメリカやイギリスや韓国でイラク反戦デモが大々的に行われた日に、日本でもイラク反戦デモがいくぶん小規模ながらあったが、メディアは十分に取り上げたとはいえない。その問題に対する世間一般とマスコミの関心の低さは、リスクを高めていないか。憲法9条を捨てたい、ある勢力にとっては狙い通り?
9月24日 NHKスペシャル「ひとり団地の一室で」。かつて人気を集めた全国各地のニュータウンや団地が、行き場を失った孤独な中年の行き着く場所となり、孤独死が多く発生しているという話と、そういう人たちを救おうとしている団地住民も存在するという話。
9月23日 嫌いな言葉だが流行の言葉を使うと、今行われているのは、資本主義を機能させ続けるために、安定して「勝ち組」にある勢力が、その地位をより確実なものとするために、「勝ち組」の人数を減らそうとしているだけのことだ。それが、改革とか呼ばれたりすることもある。
9月22日 資本主義が明らかに逆流を始めている。第3世界との格差でなんとか機能していたシステムは、その機能不全を予知して、再び国内に格差をつくる動きを始めた。都市部と地方との、あるいは資本家とその他との格差の拡大という構造は、18〜19世紀の産業革命の時期と構造も同じだが、格差が更なる格差を呼ぶなかで起こる労働条件の急激な悪化、働く者たちの組織の弱体化というような事態も同じだ。
9月21日 自殺の名所である東尋坊には、自殺をしたくなった人たちが、これから何とか生きていくための相談所がある。元警察官が自腹を切りながら運営している。
9月20日 地方に住む会計士の親戚と電話で話した。経理ではなく、破産の清算などの仕事がどんどん増えていると言っていた。
9月19日 暑いので電車に乗って片瀬江ノ島の海岸に行って、波打ち際で遊んだ。温暖化によって日本がハワイのようになったら、もっとみんな気楽に暮らせるだろうか。
9月18日 tvkの「湘南」という番組を毎週のように見てしまう。東京の(つまり日本の)標準に違和感を覚えて湘南に住んでいる人たち。まあ登場する人たちのほとんどは、裕福な層なのだが、そういう人たちがいないよりは、居るほうがはるかにマシなことだと思う。
9月17日 NHKスペシャル「タクシードライバーは眠れない 〜規制緩和・過酷な競争〜」。以前放映したトラック運転手の話ともつながっている。ドライバーたちでなく大多数の人の将来の方向が示されている。選挙前には放映できなかったのか。9月19日の深夜にも再放送がある。
9月16日 近所の郊外型大型書店の品揃えが、選挙後に大きく変化をした。実際の売れ行きを反映しているのか売れ行き予想を反映しているのか、目立つ場所から、日本政府とアメリカ政府に批判的な本がごっそり消えた。この書店に限った出来事と思いたい。
9月15日 丸木スマの絵画展が19日まで銀座松坂屋で開かれているらしい。74歳から絵を始めて死ぬまで8年間描いた人。昔新聞に出ていた子猫の絵の切抜きを今でも持っている。老人を勇気づける画家として扱われることが多いが、描いたときの年齢などを忘れて見たほうが、この人の絵の力が見えやすいのではないかと思う。
9月14日 新しい黒いTシャツをデザインした。言葉は"Don't give in to despair"(失望に屈してはいけない)。もちろん、選挙結果も意識している。その他のことも。
9月13日 オルタナティブ(あるいはアウトサイダー?)としての「京都」に興味がある。持続性を最優先してきた都市。守ってきた美だけでなく数多くの新しいアーティストや科学者や哲学者を輩出する都市。自由度の高い一風変わった企業が多く生まれる都市。そしてなぜか支持政党分布が特異な都市。
9月12日 中国のように、あらゆる情報が政治的に捻じ曲げられていることが明らかな国の報道を、事実であるかのように真面目に報道してしまう日本のマスメディアは、単に馬鹿なのか、あるいは違う意図があるのか。「劇場」は小泉だけではない。一方、まさか本気ではなくて「劇場」であって欲しいとも思う。
しかし、この「劇場」を成り立たせるリアリティーをつくるために、イラクなどの遠く離れた場所でなら、実際の戦争を行っても良いというのは、明らかに間違っている。そして片や中国は、まるで日米軍産複合体のためであるかのように、南のほうの海に天然ガス採掘場というあからさまな揉め事をつくってくれた。そしてこういう緊張を背景に、中国は、増大するアメリカの武器輸出の最大顧客となっている。
このようなことは、一体どんな風に考えるべきなのだろうか。状況を100%コントロールしている者たちがいると考えるのは、あまりに単純すぎるだろう。しかし、誰も完全にはコントロールできていないとしたら、最も確率の高いのは、やっぱり過去繰り返し起こったことが、また起こることではないだろうか。局地戦の舞台にならない大国の論理であるこのゲーム自体が許されるべきものではないが、このゲームがいつしかゲームの範囲を一気に超える。だがそれは更に起こっては困ることだ(ある意味勝手だが自分にとって)。
じゃあ、どうするのか。過去と違う何かの要素を働かせることだ。と言う風に考えると、当たり前のように浮かんでくるものがある。多くの人たちに腑抜けとか障害とか思われている憲法第9条だ。
考えるのに疲れたので、ここで飛躍するが、地政学的に見て、憲法9条を持っている腑抜けで軟弱な日本が極東にあったために、1945年以来世界大戦は起こらなかった。というようなことを誰か証明してくれないだろうか。事実でなくても証明さえしてくれればいい。そして多くの人がそう思い込んでくれればいい。すると、しばらくは安心して暮らせる。そして局地戦も抹消させるような力も働いてくる。すると、小さい良心も休まる。
9月11日 存在理由が謎の党が議席を減らしていくのは、当然だろう。民主党は実質的には、あまりに自民党に近い。共産党や社民党が減らなかったのは、良かったことではないか。それから、投票率が高かったことも。きっと地上波に新しい政治関連番組がいくつか現れ、そのなかには、マシな登場人物が混じってくるはずだ。しかし既に、多くの政治家たちが、数年前と比べると、かなり意味のあることを語ろうとするようになった。これは素直に喜ばなければいけないと思う。そういう語り方を意識していると、やがて根本的な矛盾に気づかざるをえないからだ。
9月10日 葉千栄の番組(CS)に出ていた姜尚中が「歴史的を見ると『改革』という熱狂のあとには必ず失望が待っている」と語っていた。危惧は共有している。しかし過去の繰り返しにならない可能性は、歴史上最も高いのではないかとも思う。
9月9日 ニートやフリーターがまた今日もどこかのテレビの話題として取り上げられていたのだが、雇用者側が押し付けている労働環境・条件のあまりの悪化には全く触れなかった。典型。
9月8日 急いで「青い人生相談」の翻訳を仕上げて、まずメルマガ配信した。しかしいつも思う。Chipは何者?例えば、日本の状況について彼のように書ける人は、日本のどこかにいるだろうか。
9月7日 青い人生相談の新しい回答の翻訳。Chipは、ブッシュ体制が行っていること、それによるアメリカ内外の変化について、冷静に答えている。グリーンデイなども、市民的自由や権利が奪われていると言っているが、その実体がよくわかる。
9月6日 音楽を聴いたり映画を観たり本を読んだりスポーツをしたりギャンブルをしたりするのは結局、興奮と冷静が同居している心の状態をつくりたいがためではないだろうか。たぶん、それをうまく実現できる人たちがプレーヤーとなり、容易に興奮に飲み込まれてしまったり、興奮に恐れをいだいてしまう私たちが観衆となる。
9月5日 久しぶりにHelmetを繰り返し聴いた。大きな影響を与えたへヴィ・ロックの多くがそうであるように、ゴリゴリとした音の塊は、非常に冷静な心の状態を伝える。
9月4日 NHK BS「世界のドキュメンタリー」は、アメリカの軍産複合体の力によって、議員、学者、メディアなどあらゆる職業の人間が全く発言できなくなった現状。それに反対した時点で、不遇の身を覚悟しなければいけないのだ。その力が日本に波及していないわけがない。この時期にこの番組を放送したのはNHKの小さな抵抗?・・・がんばれ!
9月3日 グッバイ、レーニン!」のビデオ。国家の崩壊前後の東ドイツが舞台。国家や社会を覚めた目でユーモラスに見つめるために、ファミリードラマの枠を使った秀逸な映画。緻密なシナリオ。選挙前に見るのも、いいのではないだろうか。
9月2日 今無くなったら困る絶滅寸前の政党に投票するというのは効果があるだろうか。
9月1日 学校の夏休みの終わりを狙って、厚木の山奥の川のます釣り場へでかけた。糸の結び方など釣りの知識はほとんど忘れていたが、食べる分はなんとか釣って、温泉に入って帰ってきた。
8月31日 各政党の主張には、それぞれに、いいところとさえないところがあるというのが、事実に一番近いと思うが、それなら、投票は今の方式ではなく、持ち点を各政党や各候補に配分するというような方式でないとおかしいのではないだろうか。比例代表制には少しましな部分があるが、小選挙区制というのは、とんでもない感じがする。
8月30日 岩波新書の「働きすぎの時代」を買ってみた。過重労働が世界的な現象であること、つまり、今の経済システムに原因があることが書かれている。ところで、今回の選挙のマニフェストで2大政党は過重労働問題を真剣に扱ってはいない。つまりこの問題は、自民党か民主党かということよりもラジカルな変化を要求する問題ということ。それから、これから更に加速していくということ。昨日触れたことも同じ。これらの問題への注目を高めるために最も効果的な今回の選挙の結果は、これらの問題を全面に出している政党がマスコミの予想を超える躍進をすること。しかし、これらの社会の根幹に関わる問題を、意識的・戦略的に争点にしようとしている政党はまだない。みんな流行ばかり追っている。日本はあきらめたほうがいい?
8月29日 ニートやフリーターがずっと問題視されているが、財政的な視点から問題をあぶりだしたところで、何かになるとは思えない。働く意欲とも、ほとんど関係がない。一方、何とか働いている人間の多くも特に働く意欲があるわけではないことが見逃されている。ニートやフリーターの数は、ほぼ全体の気分の反映だ。数が増えているのなら、全体的にそういう気分が広がっているということだ。また、ニートやフリーターを減らしたい側の動機の多くには、疑問を持たざるを得ない。その浅はかな動機が社会に認められていること自体が、ニートやフリーターの増加を引き起こしている。
8月28日 フジの情報ライブEZ!TVで、Viral CMを特集していた。もちろん面白いものばかりではないが、こういう感じで表現が広がろうとしているのなら、少しやってみたくなった。
8月27日 各政党のCMは、どうしてあんなにも恥かしいものばかりなのだろう。政治家のセンスが強く反映されているのなら、日本はやっぱり、あきらめたほうがいいのかもしれない。
8月26日 NHKにんげんドキュメント「15歳の長い一日 〜渥美半島 夜の50キロ歩行〜」。単純な青春の魅力は否定できない。それに勝てるものはあまりない。
8月25日 NHKは前の会長が辞めてから、なぜか政府の問題を指摘する報道がほとんどなくなってしまった、と感じているのは私だけだろうか。民放も含めて全体に、強い報道規制を感じるのは・・・。NHKクローズアップ現代の2004年までの番組リストと今年を比べてると、あれほど力を入れていたイラク関連と労働問題関連が突然ほとんどなくなっているが、これは単にニュース性が消えたからなのだろうか。誰か何か知っている人は教えてください。
8月24日 9.11ということの影響を少し考えてみよう。もしアメリカで9.11がかなり反戦的なものになったら・・・あるいはテロが再び起こったら・・・。そうか、時差の関係で9.11は日本の方が13時間も先に来る。投票は終わっているのだ。9.11というのは、アメリカの9.11の影響を受けないぎりぎりの日だったのだ。
8月23日 9.11選挙Tシャツの訳を少し変えよう。今回の選挙に効果があるとしたら、1票の力ではない。最も大きいのは選挙自体の盛り上がりが引き起こす変化だ。この盛り上がりが尾を引くためには、高い投票率がひとつの鍵だ。だからeffectの意味を1票の効果と限定するのはやめよう。
8月22日 選挙についてのTシャツをつくってみた。言葉はChipが送ってくれた。9.11にある特別な選挙が、これから日本が少しずつ変わっていくきっかけになることを願って。
8月21日 一票の価値の話から離れると、今回の選挙を全体として見ると、特別な選挙であることは間違いない。ここから政治が少しエンターテイメント性を帯びてくれば、優秀なジャーナリストが一気にたくさん出てきたり、それによって今まで誰もが口ごもってきたようなことが、明らかにされたりということも考えられる。
8月20日 ホリエモンの広島6区という選択の最大の理由は、負けても格好がつくからだと思うが、負けても格好がつくという選択の仕方は、いろんな場面で使える方法だと思う。
8月19日 また選挙の話だが、9月11日に投票というのは何か意味があるのだろうか。おそらく水面下ではテロへの厳戒態勢が敷かれている中での投票。投票の真っ只中に何か事件が起きるとどういうことになるのだろう。これについては少し想像しておいたほうが良いのではないだろうか。
8月18日 考えてみれば、数千万分の1票がそんなに重要なものであるはずがない。選挙の代わりの方法は思いつかないが、選挙自体にこうも価値が与えられているのは、どういうことなのだろう。
8月17日 最も深刻な問題のひとつが、今回の選挙の自民党や民主党のマニフェストで触れられていない。労働条件のなし崩し的悪化のこと。それは、個人でなんとかしろということなのだろう。
8月16日 酔いそうなゆれ方をする地震が来た。空に何か兆候はあったのだろうか。地震雲マニアと化している。ついでだから、こだわろう。しかし空を眺めている時間を、毎日つくらなくては。
8月15日 既に選挙の話に飽きてしまった人は多いと思う。政策に関して、自分たちのことを大きく左右する選択事項がないからだ。歴史を長い期間で見ると、たぶん、政府がとんでもないことをしたり、すばらしいことをする確率はどんどん減っているのだと思う。そして、これもたぶんだが、重要な選択事項はますます個人の判断の問題になってきている。自分が生きることと、国会議員を選ぶことは、どんどん関係がなくなってきている。誰に一票入れようか考える時間があったら、自分のことを少し考えてみた方がいいと思うのは必然ではないだろうか。メディアは、もっともらしく選挙の意味を語るが、その嘘に気づいていないとしたらただの馬鹿だ。
8月14日 受験本という分野は、思いのほか面白そうなので新しいコーナーにしてみよう。と思っていたら、東京Tシャツ部のクラゲさんもライフワークとしての受験勉強というのに興味あるらしい。
8月13日 受験生に英語の本を探すことを頼まれて以来、毎日のように本屋に言って受験本を見ている。今度は生物のすばらしい参考書を見つけた。「センター試験 生物Iの点数が面白いほどとれる本」。こんなタイトルだが、著者の、生命の不思議に対する感動と興味が伝わってくる。
8月12日 近所のコンビニの傘置き場で傘を盗まれた。昔、ニューヨークの散髪屋で傘を盗まれたことがある。途方にくれていると待っていた客のひとりが言った。「俺の傘を持っていけよ。どうせ隣の店で盗んできたやつだから」。彼は優しい人間と言えるのか、どうか。
8月11日 自分が大学受験したときは、人生で受験勉強ほど無意味なものはないというのが、実際は割とスタンダードな考えで、また自分もそういう考えに染まっていたが、受験生の参考書選びのために過去の入試問題など見ていると、将来実際に役立つ知識や思考が問われているものも多いと思った。そんなことその頃、誰も教えてくれなかったなあ。聞く耳を持っていなかっただけか。今ならたぶん楽しく受験勉強ができる。する必要がないけど。・・・してみようかな。
8月10日 黒いTシャツの新作が、言葉が決まったまま滞っている。周りが休みだと休みたくなるし、人が働いていても自分だけ休みたくなる、ということではない。まとまらないのだ。
8月9日 大学受験をする人のために、英語の文法書を探しに行った。受験参考書はどれも分厚いが、立ち読みしていると必要の無いことがたくさん書いてあるように思えた。わかりやすく書こうという意思も感じられないので、受験参考書の棚から離れて見つけたのが「マンガでマスター英文法」。韓国でのベストセラーと書いてあるがよくできている。これを3日くらいで読んで、あとは問題集をちょぼちょぼやっていけば、十分ではないだろうか。
8月8日 明らかに自民党の圧勝に見えるが、どうなんだろう。他の政党は全く政策的な主張をしていないから。しかし、多くの国会議員は日頃何を考えて生きているんだろうか。
8月7日 アバンギャルドな雰囲気の迫力を持った子供向け写真集がある。「むしが とぶ」(栗林慧の写真、右のバナーの作者名は適切ではない)。様々な虫の飛ぶ姿のみ。文字は「〜がとぶ」のみ。はじめて見たとき、衝撃だった。虫のエネルギーが何倍にも増幅されて伝わってくる。きっとアーティストなどにも刺激を与えるはず。
8月6日 深夜に地震。右は夕暮れ時の空。これは雲ではなく長く伸びた影。あまり見ないような気がしたのでケータイで撮影。変わった空を見て帰った夜に地震というのが、ここ半年くらいの間に5回くらいあったので、気になったら撮影しておくことにしたら、2回続けて震度4の地震。はたして関連はあるのか。
8月5日 車のラジオでPearl Jamを久しぶりに聞いた。彼らがだんだん有名になっていった頃の音楽シーン、ミュージックビデオなども含めた全体の活気を懐かしく思い出した。
8月4日 Yahooに「アスベスト」と入れるとページとの一致は、約3790000件。「アズベスト」と入れると約9690件。「アズヘスト」は0件。・・・明日も海に行ってしまおうと思う。
8月3日 文字をたくさん読むのが面倒でまた絵本を読んで寝た。「ちいさいモモちゃん」シリーズ。松谷みよ子がつくる話は、ネガティブな衝動もちゃんと受けとめていて、心が安まる。(右のバナーの作者名は画家)
8月2日 今度のTシャツの言葉は“In the end, it doesn't really matter what other people are like.”にしよう。「標準」とか「一般」を知ったところであまり意味が無い、みたいな意味。
8月1日 寝る前に本を読んでいると、最近は1分くらいで眠ってしまい、しおりも挟む間もないので、翌日はどこまで読んだか探しているうちに眠ってしまう。ので、「おやすみなさいフランシス」という絵本を引っ張り出してきたら最後まで読めた。
7月31日 明日は8月。このサイトを始めて半年以上。なかなか思うようには行かないが、面白い。面白いが、ときどき疲れる。疲れるがやめる気にはならない。どこに向かっているのかはよくわからないけど。そろそろまた新企画を出す時期?
7月30日 「アモーレス・ぺロス」のビデオ。この監督の作品は「チャイナタウン」のようなハードボイルド・ミステリーの構造に近い。その構造が150分超の間、緊張を保たさせる
7月29日 アスベスト問題の動きを見ていると、国と企業との間で対処の仕方がやっと決まったから、企業は公表し始め、マスコミは問題の追及を始めたという感じがして仕方がない。
7月28日 テレビの「電車男」を見ながら思った。「電車男」には、嘘やサクラが混じっていればいるほど、アートに近い。ちょっと昔の芸術家たちが「ハプニング」とか言ってやりたかった要素が、たくさん含まれている。気の効いた美術評論家が未来にいたら、美術史に「電車男」を加えておくだろう。ところで写真は、地震が起こる15分前の空。飛行機雲ではなかったので、地震雲?
7月27日 時々、「課外授業 ようこそ先輩」というNHKの番組を見る。先週は鎌田慧が何を勘違いしたか子どもたちを威圧(声の小さい恫喝を)していて痛ましかった(子どもたちは鎌田慧と同じような性格にはなるまいと強く決意しただろう)が、今日の太田達という京都でお菓子をつくっている人は、子どもたちが経験したことのない楽しさを伝えていて、気持ちよかった。鎌田慧に話は戻るが、相手を知ることには実はあんまり興味が無くて、支配したい(自分が欲しいものを強引にでも相手に出させようという)欲求が強い人に感じられて、彼の著作は信用できるのかな、あまりに一面的なのではないかという疑問まで湧いてきてしまった。
7月26日 新しい人生相談の翻訳。「青い人生相談」には、いつもChipの優しさがにじみ出ている。それが一番良いところだと思う。そして、2番目に良いところは、いつも論理的であること。
7月25日 チャンネルNECOで昔の青春もの番組を見ていると、先生と生徒は殴り合いをしていたり、先生が生徒にタバコを勧めていたり、先生が家庭のことに口出ししたり、している。そして、それらが特に深刻な状況という設定でもない。普段どおりのことなのだ。
7月24日 枝を集めて蔦で縛って枠をつくって小さな家に。なぜか近所の子どもたちを引き連れて遊ぶことに。ある子どもが「自然のものでつくるって、なにかかわいそうな感じがするね」。その子にとっては、天然木の家具やおもちゃはちょっと痛々しいものなのかも知れない。
7月23日 海に行ったあとはいつも、少し肩こりが取れている。どうしてなのか理由はよくわからないし、それについてきちんと書いたものも見たことがないけど。まあ自己暗示かも知れないし。
7月22日 海に行く車で聞こえていたラジオでは、延々とクラシックロックをやっていた。日本ではクラシックロック専門局は成り立たないのだろうか(というか誰かつくってほしい)。ところで、昔のヒット曲のほぼ全ては、印象に残る短いラインを見つけて、それを多少趣を変化させつつも延々と繰り返していること(オスティナート)。今のヒット曲も同じだと思う。そして、呪術など大昔から使われている音楽は全てそうだ。繰り返しは徐々に意識の背景となっていく(注意を集めるものではなく雰囲気をつくるものになる)ので、聞き手はその音楽の気分に浸ることができるのではないか。
7月21日 夏なので、いろんなことの作業ペースが落ちてきた。これは、ここだけでなくアメリカに居るChipも同じらしい。ということで、明日は海に行こう。空いている平日に。
7月20日 怠けものよ、こんにちは」を書店で買った。この著者も最初の方で書いているように、会社について大学教授の書く本は、ほとんどが現実離れしている。彼らの多くは会社で働いたことがないか非常に恵まれた会社でしか働いたことがないので、多くの会社では、人が簡単にモノとなってしまうことを知らないのだ。それから、戦時体制化のような思想統制も簡単に行われてしまうことも。それは経営者の問題ではない。そこに属している人間が全員でそういうことを行ってしまうのだ。まだ読み始めたばかりだが、この著者のスタンスには非常に共感できる(深い知識を軽い雰囲気で出していくスタンスにも)。訳文も丁寧に練られていてとても読みやすい。ということで、この本のamazonのリンクを追加。冷静に見ると恐ろしい内容のビジネス書の山を、クレージーキャッツのりが腐らせていくことを願いつつ。ところで、amazonはタイトル表記を間違えている。それが昨日見つからなかった原因。書評もまだ誰も書いていない。
7月19日 気になる新刊本がある。タイトルは「怠けものよ、こんにちは」(ダイヤモンド社)。フランスで50万部売れたという、会社でなるべく働かない技術を伝授する本らしい。amazonには、まだ置いてない(なんで?)ので、本屋に行ってみよう。
7月18日 Chipが選んだ「日本人ロック名盤31」を少しずつ聴いていこうと思い、指定のものではないがGerogerigegegeの手に入るCDを買った。期待どおり「自由な気持ち」が詰まっていた。
7月17日 テレビでの北朝鮮報道は、ジャーナリズムとは関係が無い。明らかに正しい情報を持っていない人間に話を聞き、そこから想像を膨らまし、単に悪口を言って、作業は終わる。
7月16日 「パイレーツ・オブ・カリビアン」のビデオ。人を楽しませることを追求してきたハリウッド的演出の良い要素ががたくさん詰まっている映画。そんな映画には単なる善人は登場しない。
7月15日 テロの指導者自らが自爆テロを行うことはない。彼らの動機は宗教ではないと思う。普通に考えれば、テロ組織の力を弱める最も効果的な方法は、宗教とは関係の無いテロ組織指導者の動機を明らかにして魅力を消していく作業だが、それが行われないのは、それをやると反テロを掲げる側にとってもうれしく無い事実が出てくるからなのか。
7月14日 「病寐六尺」を実はまだ読んでいて、やっと読み終わった。何かがすごいというのでもないけれど、彼のほかの作品も読みたいというか、調べてみたくなった。
7月13日 「自由と保障」は結局、読むのをあきらめた。アメリカのAmazonでは、その本の要約データを$5くらいで販売しているが、英語のものを最後まで読むとも思えない。とにかく、ベーシック・インカム(BI)という考え方は頭に入れておこう。きっと注目される時がくる。
7月12日 「シッピング・ニュース」のビデオ。「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」以来この監督の作品はいつも気に入る。ところで石田泰子という人が字幕を担当したビデオにしばしばあたる。映画館によく行っていた頃は、映画の面白さや伏線や筋をことごとく消滅させる戸田奈津子の意訳(この人はいつも違う解釈をしていたのだろうか?)に、いつも憤慨してインターネットで届かぬ抗議をしたこともあったが、石田泰子という人は全然良いと思う。というかほとんどの字幕翻訳者は戸田奈津子より良いと思う。なんで第一人者になってしまったのだろうか。そのへんてこなシステムには、何かドラマがあるのかも知れない。とんでもないのに第一人者になってしまった人とその周辺を追った本とか映画とか番組とかあったら見てみたい気もする。
7月11日 ニューヨークのローアーイーストで活動しているミュージシャンSuperfortressがCDを送ってくれた。繰り返し聴いた。彼のことは昔から知っているのだけど、ここまで良くなっているとは知らなかった。2曲目から3曲目でなぜか泣けて、4曲目5曲目でなぜか高校時代を思い出しつつ夜は更けて、6曲目でぽつんとひとりになり・・・そして9曲目では少し大人になっている・・・  Superfortressのmy spaceで何曲か聴けます。ぜひ。
7月10日 久しぶりに雨の降らない夜だったので花火をした。なぜ飽きもせず毎年花火をしたくなるのか。花火をしているとなぜ、スローモーション映像と陳腐なBGMが浮かんでくるのか。
7月9日 乃木神社に初めて行った。横には夫婦で殉死した家も残っている。自害のときの刀も飾ってある展示室などを見てまわると、私たちは少しマシな人間になったという気がした。
7月8日 NHKにんげんドキュメントで嶋本昭三を取り上げていた。「具体美術協会」設立メンバーも既に77歳。実は今までよく知らなかったが、アーティストの存在意義を意識し続けている姿が清々しかった。多くの人たちが、自分が変わるきっかけを求めて彼の周りに集まってくる。岡本太郎が再び人気を集めていることにも通じると思うが、「自由」について考え実践してきた人たちを日本で探すと、既に死んだ人たちや70歳を超えた人たちに行き当たってしまう。そして、私たちはどんどん阿呆な機械になっているのか?
7月7日 家に帰ったらロンドンのテロのニュース。今までは、翌日に株価が大きく下落し、売り手ががっぽりと儲かり、かつ絶好の買い機会を提供するパターンだったが、NYダウの動きを見ているともう反応しなくなってきたようだ。ということは、この手のテロは、もうないのではないだろうか。ということは、必然的にもっと大きなものになってしまうのではないか。もっと大騒ぎしておいた方が、マシだったのかも知れない。
7月6日 夕食を食べる時間にテレビをつけると、NHK教育テレビでは「福祉ネットワーク」という番組をやっていて、見てしまう。いろんな現実を、妙に気張ることも無く教えてくれる。
7月5日 ベーシック・インカムについての本「自由と保障」の訳文のほとんどが、日本語として破綻していることがわかった。ほとんどの文章の意味が通っていないので、ちゃんと読もうとすると気が狂いそうになる。しかし、ひとつ方法があることがわかった。斜め読みすると、なんとか大まかな意味が読み取れる。しかし、・・・勘弁してくれ。
7月4日 ベーシック・インカムという考え方がとても気になるので、「自由と保障」を手に入れるために電車に乗って渋谷のBook 1stまで行った。内容は面白そうだ。しかし訳文が、なんでこんなに読みにくいんだ。文章を組み替えないと意味が取れない。(まだ内容を知らないが)ベーシック・インカムという思想が日本に広まる機会を大きく損ねているようで、とても悔しい。
7月3日 日経の読書欄で紹介されていた「自由と保障」という本が気になる。あらゆる人に一律に生活保護費を支給するベーシック・インカムという考え方について書かれているらしい。このサイトが気にかけ始めていたこととつながっているような気がする。
7月2日 「パッション」のビデオ。キリストの話だが、内容は史上最低のスプラッタームービー。得るのは不快感だけ。こんなものの制作を認めたハリウッドの事情には興味がなくもないが。
7月1日 新しいTシャツのデザインに入った。何となく、枯れかけたひまわりのスケッチを引っ張り出してみたが・・・。
6月30日 そのキース・リチャーズは夕暮れ時に、町田郊外の16号を紺色のスズキの軽で走っていた。くわえタバコと白髪頭に巻いたタオル。現場を終えてどこに向かったのか。
6月29日 「青い人生相談#10」で最も気に入っている言葉は、"know your limits"。「限りあるを知る」という感じだろうか。この言葉を「黒いTシャツ」にできるか。
6月28日 引き続き「病牀六尺」を読んでいる。「写生」と「理想」を対称的なものとし、多くの「理想」が陳腐で浅はかであると書いている。「写生」とは現実を写すこと。「理想」とは・・・
6月27日 日経新聞などでは景気回復大合唱が始まった。バブル崩壊以降、普通の人々のあらゆる権利と気楽さが縮小してきた。好景気はそれらの縮小を取り戻すチャンスだと思う。
6月26日 国民年金や他の財源などは本当に不足しているのだろうか。結局、全体のお金の動きは誰もチャックしていないように見える。そのような場所に巨大な不正が隠れてないわけが無い。
6月25日 NHKで少子化の特集をやっていたが、企業側の視点が欠けているので話にならない。ワタミの社長を出しても、彼は、自分は企業の論理でなく人間性を追及していると本気で勘違いしているので、トンチンカンだし。企業はもう、従業員を多く欲することはない。また、代わりになる人間もあふれていると考えている。使われ放題の低い立場で働くか、失業しているかしか選択肢がなくなってきているのを無視しているのは、結局問題を無視しているのと同じだ。
6月24日 「21グラム」のビデオ。主役がショーン・ペンでなければ、ラテン系の濃い話にも入り込めた気がする。ショーン・ペンが数学の話をしているのに違和感の無い人は少ないのではないか。
6月23日 病牀六尺」に、子規と同じ病に苦しんでいた人が、子規と同じく家族に当り散らしていた話を聞いて、子規の気持ちが安らぐ記述がある。この記述を読んで、心が少し穏やかになった人も数多いだろう。現実を現実として認めるだけでも、気持ちが楽になる場合が多い。
6月22日 昔、少年院からの脱走が、こんな具合に全国ニュースとなっていただろうか。今、少年少女のあらゆる種類の逸脱が、マスコミで、地域で、学校で公開されるべきものとされている。
6月21日 病牀六尺」の最初の方に、画集に収められた絵について1枚ずつ説明しているところがある。見たことの無い絵の話。文章からのみ絵を想像するというのも面白い。
6月20日 風邪による具合の悪さに合いそうな正岡子規の「病牀六尺」を引っ張り出して読み出した。病床から動けないことを逆手にというか、題からわかるように洒落にしている随筆。新聞を見てぶつぶつ思い、画集を見てふと発見しつつ、俳句も詠んでみたりする。死ぬ2日前まで。実際には淡々としたものではなく、病に苦しむ子規は我がままで、周りの人にえらい迷惑をかけていたようだが、文章は楽しませてくれる。
6月19日 散歩していたらムクドリが目の前に落下した。頭部以外の全身が麻痺していたが、怪我はなかったので、家でストローを使って水をやった。3時間後、窓から出て行った。
6月18日 齋藤けさ江さんという70歳くらいから絵や書をかきはじめた人の個展に行った。現在は90歳を超えているおばあさんは、秀作と駄作を量産し続けている。秀作は既に全部売れていた。
6月17日 統計の数以上に過労自殺の数は実際には多いはずだ。年間3万人以上の自殺者のどれくらいを締めるのだろうか。会社に行くのと、戦争に行くのと、死ぬ確率は変わらないのではないか。
6月16日 景気指標の発表のように、ポジティブなものとネガティブなものが常に抱き合わせになっているのが、きっと今の情報操作。世界はどっちでもないものばかり。だから何もしないように?
6月15日 Chipからしばらく連絡が無かったので、失踪したのではないかとかいろいろ考えた。もし彼がいなくなると、このサイトは・・・。彼の力をこのサイトはうまく伝えているだろうか。
6月14日 「ロスト・イン・トランスレーション」のビデオ。判断が難しかったが、ちょっと思ったのは、日本の90年代中ごろテレビで流行った恋愛ドラマをテイストを忠実に守ってリメークした映画をつくると、世界で賞がたくさんもらえるんじゃないだろうか。
6月13日 音楽専門チャンネルを見ていると、なんだか昔の音楽のパクリばかり。それなら、The Pop Groupのパクリをしたグループとか出てきて欲しい。今ならかなり売れると思うんだけど。
6月12日 NHKアーカイブス「トンボになりたかった少年」。昆虫で最も飛行が得意なトンボの秘密を探っている航空力学の権威は昔、一日中トンボとりをしている少年だったという、いかにもという話だが、今の世界はあらゆることが数字だけに支配されてしまっているという、いかにもの言い方の、意味を実感させてくれるものだった。
6月11日 NHKスペシャル選「トラック・列島3万キロ」。発注側企業の利潤追求と、消費者の欲望追及が、小さな運送会社とそこで働く人々を締め付けていることを示した優秀なドキュメンタリー。
6月10日 「アウトサイダーアート・コレクション」に掲載させてもらっている松平さんがまた気になる作品を描いていたので、それも、リストの最後に掲載させてもらうことにした。
6月9日 「アウトサイダー取引日記」でてんしん堂が儲けることを期待して、注目されているアートマネージメントの本を立ち読み。インターネットのことには触れていないので、がっかり。
6月8日 次の「青い人生相談」はドラッグについて。ドラッグに関しては認める方もやめろという方も、どちらもあまり説得力を持ち得なかったのが現実ではないか。Chipの答えが楽しみ。
6月7日 景気の波から人生の浮き沈み、体調の変化、子どもの感情の起伏に至るまで、あらゆる波を小さなものに抑えようとしているが、波が無いのは死んでいるのと同じではないだろうか。
6月6日 ミサイル迎撃システムを日米が共同開発。結局こういう結論か。北朝鮮と日米は実はとても仲良しに思えなくもない。北朝鮮がなければこんな開発通し難いし。しかし、一体どこに向かっているんだろうかという心配はしない方がいいことなんだろうか。仲良しだからいいのか。
6月5日 「日本民家園」という20戸以上の古民家が移築してある川崎の公園を歩いた。庵から炭のよい香りが漂っていた。人は、まちがった方向に進みすぎたかな、という気がしないでもない。
6月4日 北朝鮮の代表に2人の日本育ちがいることで、日本人の多くは、アメリカなど他国とは少し違う対北朝鮮イメージをもつことができる。案外、とてつもなく大きな影響力という気もする。
6月3日 サッカーの代表の試合はいつも見るのだが、勝つとか負けるとかに熱くなるというのは、いったいどういう役割を果たしているのだろうかという疑問が湧かないでもない。
6月2日 ガス・ヴァン・サントの「エレファント」のビデオ。銃乱射事件が起こる高校を舞台に、高校生たちの視点を大切にし解釈を加えず、ということだが、大人たちが喜ぶ解釈となっていた。
6月1日 新しい「黒いTシャツ」のデザインの最初のアイディアはボツ。東京湾の地震は、ちゃんと治まるのだろうかと心配しつつ、最初に倒れるであろう本棚から離してふとんを敷いた。
5月31日 青い人生相談#09の一番好きな言葉は「世界はめちゃくちゃ。人間はどうしようもない。でも昔からずっとこんなもの」。これを「黒いTシャツ」にしようと思う。
5月30日 インターネットで見つけた松平裕介(pain thing)さんの作品をアウトサイダーアート・コレクションに。彼の才能がほとんど注目されていないような国を、気持ちよくは思えない。
5月29日 長銀の終末期を経験した行員たちのドキュメンタリーをNHKでやっていた。つぶれた会社について責任や罪を追求することは、たいていの戦争裁判と同じくらいの欺瞞なのだと思った。
5月28日 週末の西新宿は人が少なくていい。2箇所の高層ビル展望スペースへ上ってみた。ところで「馬鹿は高いところに上る」と言われるのは、なぜだったか。景色は霞んでいた。
5月27日 NHK人間ドキュメント「がんばりよ健太〜高知・6人兄弟の物語〜」をじっと観た。様々な障害、しんどい現実をユーモアを持って淡々と受け入れていく家族の話。水曜深夜再放送有。
5月26日 暑くなって来たので、「黒いTシャツ」を着て宣伝を兼ねてうろうろしたり、電車に乗ったりしたいのだが、自分が着ていると「変な人が着るTシャツなんだ」とブランドイメージが限定されるので、していません。「変な人も、着るTシャツ」と思ってもらえるならOKなのだが、「が」と「も」の違いをうまく伝える方法が、よくわかりません。
5月25日 ネット上をうろうろしたら、ひとり気になるアーティストを見つけた。今までインターネット上で面白い作品に出合うことはほとんどなかったけど、気づかなかっただけかも知れない。
5月24日 「アウトサイダーアート・コレクション」という新コーナーをつくった。絵を並べてみるとそれだけで力があるので、文章を入れることはやめた。新しいアーティストを探しに行こう。
5月23日 久しぶりに「ぴあ」を買ったら、どういうわけかうれしくなった。ところで、人はどのような変化を迎えて、「ぴあ」とか「東京ウォーカー」とかを買わなくなるのだろうか。
5月22日 杉がまっすぐに立ち並ぶ中を縫う山道を歩いた。歩いていくと景色や光の具合が変わり続ける。自分のサイトは、まだ構造が見えすぎていて、つまらないと思った。
5月21日 「真珠の耳飾りの少女」のビデオ。フェルメールがその1枚だけ特別なタッチで描いた絵。その絵から想像された物語。絵は、そんな風に1枚1枚、想像を膨らませながら見てみよう。
5月20日 ガルブレイスの「悪意なき欺瞞」を再読。彼は遺書のつもりではないか。大御所といえる経済学者が、スタンダードの嘘を暴く本を書くということが日本でもありえるだろうか。
5月19日 イタリア映画「息子の部屋」をビデオで。言葉にならない気持ちを映像でうまく表現していた。終わり際にかかるBrian Enoの"By this River"が心に沁みる。LPを引っ張り出して聴いた。
5月18日 今回の「北朝鮮危機?」で、一番儲かるのはミサイル迎撃システムの受注で利益を得る人たちだが、彼らだって戦争をしたいわけではない。単に儲けたいだけだ。どうせ使わないものを作るのだったら、作ったことにしてごまかせないものだろうか。政府は発注したことにして、メーカーはつくったことにして、軍は配備したことにして、そこに関わる仕事をしている人はちゃんと働いたことにして、メディアも事実があったことにするために捏造写真とかを疑わず、適当に騒いで・・・。軍需産業屋さんは何もしなくても儲かるわけだが、実際に様々な危険のある兵器が配備されるよりは、自分たちにとって少しましなことではないか。「ねえ、心配しなくても世の中本当はそうなっているんですよ。なんちゃって産業だらけなんですよ」と誰か教えてくれないだろうか。そしたら軍需産業で働きたいかな。つまり、何もしないのに給料がもらえるし、社会保障もつく。誰にも秘密をばらしてはいけないが、それで世界の平和にも貢献できて、時間があるので美術鑑賞とかも積極的にしてアーティストの支援にも貢献して、もちろん地域社会のためにも公園の整備とかボランティアでして、もちろんこのサイトも、もっと充実させて・・・。これ、どこかで聞いたような話か・・・
5月17日 テレビで広島対千葉。広島の前田が若い頃のようなスピードで走りながら、レフト前に転がってきたボールをさばいていた。そんな復活が起こるとは誰も想像していなかっただろう。
5月16日 新コーナー「アウトサイダーアート・コレクション」をつくろうと思う。最初は、デザインフェスタで見つけた二人を中心に構成。作品を判断する力には、かなり自信を持っている。
5月15日 昨日、目を付けたアーティストに、このサイトで紹介する許可をもらった。正面のブースの人たちが昨日と変わった。ブリトニー・スピアーズの肖像画がこちらを向いている。白い歯を見せながらずっと笑っている。苦しい心を描いたような抽象画と並んで。何だかアートな・・・
5月14日 初めてデザインフェスタというものに行った。ブースの番を時々さぼって、うろうろした。周囲や流行とあまり関係のなさそうな異質なアーティストをひとり発見。時々観察に行った。
5月13日 昨日、デザインフェスタの準備で、久しぶりに大きい目のカッターを持って20回くらいボードを切ったら、普段より力を入れたであろうあらゆる筋肉が、きょう痛くなっていた。
5月12日 " (Ultimately) I must decide for myself. "という言葉に絵を付けてみたいのだが、なぜか、トカゲの絵が浮かんだまま離れない。言葉と、つながるだろうか。
5月11日 「マルホランド・ドライブ」のビデオ。様々な謎が投げかけられ、最後に更にわからなくなる。退屈するわけではないので、いいか。もしかしたら、人生もそんな方が、いいのかも。
5月10日 Neil Youngばかりを聴いた。細かいことにこだわらず気取りや繕いを感じさせない、雑で骨太の音楽を浴びているのが気持ちいい。自分の日々に足らないもの。
5月9日 インターネットでスペースシャワー(音楽専門チャンネル)の株価を見ていたら、特に理由も無いのに1日で2倍以上になった。株価にはどんどん理由がなくなっているように見える。
5月8日 NHKスペシャル「少年院」。安易な結論をくっつけないという教師たちと制作者の姿勢とによって、罪を犯した少年たちの気持ちの動きを知ることができた。
5月7日 「コールドマウンテン」のビデオ。韓国ドラマに通ずるようなメロドラマもたまにはいいか。南北戦争が舞台だが、奴隷解放以外の意図に焦点を当てた作品も、今後出てくるのだろう。
5月6日 " Ultimately you must decide for yourself. "青い人生相談#08からTシャツとしてピックアップする言葉。youをIに。「結局、自分が決めなければならない」。イラストは?
5月5日 NHKスペシャル「子どもの心をノックする」。ありえない理想(もちろん正しい理想ではない)を、あると教え続けている教師二人が、ありえない理想があると信じているために苦しんでいる子どもたちに向かって、ありえない理想をまだ探し続けるように鼓舞している番組だった。恐ろしい。全く冷めたところの無い心や、100%の自分らしさなんかは、馬鹿馬鹿しい目標設定だ。他人の顔色や周りの様子を伺うというような、赤ん坊も動物も身に着けているような生きるための根本的能力を否定して、いったい何を狙っているのだろう。
5月4日 買ったままにしていた「マルクスだったらこう考える」(的場明弘著)を読み始めた。Rage Against The Machine登場の背景となったような動きが、日本でも起こり得るだろうか。
5月3日 ハラ・ミュージアムで気になったのは、永井一正。グラフィックデザイン界の大御所が60歳を過ぎて描き始めた、アウトサイダーアート的雰囲気の動物イラストレーション。
5月2日 現代美術の展示で有名な伊香保のハラ・ミュージアムに入るには、横にあるグリーン牧場の入場券を買わなければならなかった。一応、馬の頭は撫でたけど。
5月1日 赤城山の麓の友だちの家に行った。そこで焙煎された珈琲豆で入れたカプチーノを2杯もらった。窓の外では山桜の花びらが舞っていた。友人によると、そこで暮らすと呆けるらしい。
4月30日 心のしくみと社会のしくみは、かなりクロスしているはずなのに、社会から切り離された、純粋な心があるかのような、リアリティーを無視したおとぎ話がどんどん広がっている。
4月29日 今日残しておいたおやつは、明日の自分へのプレゼントらしい。小さい子どもが、そう言っていた。ちなみに、今日の自分と明日の自分は別人らしい。
4月28日 連休の間には、もっと奇妙なTシャツデザインを考えよう。このサイトに加える新しいコンテンツの構想を考えよう。今まで、休みの前に目標を立てて達成したことはないけれど。
4月27日 昔の典型的なお父さんは、ビールを飲みながら夕ご飯を食べながらテレビでプロ野球を見ながら妻や娘に煙たがられていた。今は、その時間まだ会社にいないと仕事をしていない、あるいはできない人間と思われる。プロ野球の視聴率低下の原因。誰も言わないけど。
4月26日 子どもの絵のコレクションが壁に約50枚。勢いが伝わってくるのは、手にした材料が何であれ(チラシなんかでも)、納得のいく並べ方を見つけようとする気力なのか、何なのだろうか。
4月25日 古館一郎の横にしばしば座っている朝日新聞の人は、ニコニコしているが、いまだかつて意味のあることや正確なことをしゃべったことが無い。どういうことだ。
4月24日 代々木公園でのアースデーのマーケットでTシャツを見てきた。どのTシャツよりも「黒いTシャツ」の方がいいじゃないか。値段も手ごろだし。プロモーターはサボっているのだろうか。
4月23日 サイトをなるべく客観的に見てみると、「黒いTシャツ」と「青い人生相談」の関係がわかりにくい。これはTOPページのデザイン変更で少し改善できるのではないだろうか。
4月22日 新しい人生相談の訳をした。アメリカでは、いろんな国から養子をもらう人が多いが、その気持ちの一端を今回のChipの回答から知ることができた。これは相談の主題ではないけど。
4月21日 訳をやるべきところを、ちょっと思い立って、「黄色いキャブとの対話」のいくつかにQY70でつくった音楽を付けた。
4月20日 外側は清々しい。想像を絶する金持ちの存在も、小差の比較に固執することの馬鹿馬鹿しさをわからせてくれるという意味で、清々しい。ということをテレビはあまり狙わない。
4月19日 人には、なるべく飄々と生きなければならないという義務がある。こんなことは誰も言って無いが、そんな気がする。
4月18日 Chipから次の人生相談の回答が来た。もう1枚くらい#07のTシャツをつくろうとしていたのだが、新しいものの訳から先にやろう。今度は割と短い。少しうれしい。
4月17日 ボイル監督の「ストランペット」は、やけくそにつくられた映画(テレビ向け)だった。ハリウッドに対する鬱憤晴らし? かなり雑なつくりだったが、気持ちは理解できた。
4月16日 フィンチャー監督の「パニックルーム」。壁を突き抜けていったり、顕微鏡のような超クローズアップになったりの、得意のカメラワークは、時を経てどうでもいいものになった。
4月15日 9.11、スペイン列車爆破テロなど、アメリカの株価が加熱すると起こる大事件。中国のデモは方向感を失っていた日本の株式市場に空売りと急落後の買いのタイミングを提供するため?
4月14日 青い人生相談#07から生まれたT515のデザインをいろいろといじくる。日本語の縦書きを配置すると、掛け軸のようなレイアウトになった。イラストは、これ自分の姿か。
4月13日 仕事場の床はカーペット。片隅に座布団を2枚重ねて砲台?グリーン。LWを使った1メートルのアプローチ。グリーンでぴたりと止める。のはやっぱり難しい。T515もうすぐ完成。
4月12日 中国との歴史問題はさておき、歴史から学ぶなら、こういう緊張によって儲けようと考える各国の人間たちが、必ず絡んでいるということ。自分たちにできるのは、緊張しないこと?
4月11日 黒いTシャツの写真を撮ったが、どうも雰囲気が出せない。ライティングが強すぎたのか、正面過ぎたのか。サイトにはアップしたが、明日また撮り直そう。
4月10日 焼肉を食べた後、その値段は「黒いTシャツ」何枚分の利益にあたるのかということが、ふと頭に浮かび愕然とした。自分の通貨基準は、1黒T、2黒T、3黒Tとなっていくのだろうか。
4月9日 「エヴァとステファンとすてきな家族」のビデオ。邦題がとんでもなく内容を反映していないが良かった。70年代を舞台に、様々な人間が一緒に暮らす意味を見つめたスウェーデン映画。
4月8日 T514のデザインをいくつか考えた。あっさりした文字で。Chipに頼まれていた、インキャパシタンツと花電車のCDを発送した。自分は最近MogwaiとMonster Magnetという変な組み合わせ。
4月7日 新しい青い人生相談のタイトルの後半は、夏の野外コンサートにぴったりのフレーズだと思う。そんな場所で着る大きな文字のTシャツをつくってみよう。
4月6日 そういえば、このサイトには日常感があってもいいかもしれない。一見、何の変哲も無いことを淡々と、でも、そこはかとなく面白く書いてくれる人はいないだろうか。
4月5日 そういえば、この日記には休みがない。休み始めるとずっと休みそうだし、何か更新しておいた方が、見に来た人にとっても少しは良いのかもと思っているが・・・。
4月4日 そういえば、このサイトにはTシャツの質感が、ほとんどない。実写をなるべく入れていこう。
4月3日 昨日書いた「中間のものでなく真反対のもの」ということを、サイトの指針のひとつにしたい。端っこのものも、多種集まれば、それぞれを愉しみやすくなるんじゃないだろうか。
4月2日 淡々の極みであるアキ・カウリスマキの「浮き雲」を愉しむと、「青春の蹉跌」の解釈過剰文も少し愉しめるようになってきた。中間のものではなく、真反対のものが救ってくれる。
4月1日 セリーグが開幕した。今年は久しぶりに、神宮球場のヤクルト対広島戦の、ガラガラのレフト側外野席に座って弁当を食べよう。昔はそんなサラリーマンが結構いたけど今はどうだろう?
3月31日 陽を受けた電車は暖かく、上着を網棚に置き再びつり革に。私の背中をじっと見るやつがいた。そいつは私の肩をたたき「それいくら?・・・え、少し高いねえ」。という妄想を見た。
3月30日 今日も、人生相談の訳。しかし、翻訳はインターネットが広がってかなり楽になった。英文と日本語訳と辞書サイトという3つのウィンドウを並べ、時々ネットで関連情報を仕入れる。
3月29日 Chipの新しい人生相談の訳にかかりきり。今回は彼が聴いてきた日本のロックについても触れているのだが、自分の聴いたことがないものがたくさん出てくる。この人は何者?
3月28日 「青春の蹉跌」を少し読み進めると、2日前に石川達三が太宰治と同じ雰囲気と書いたのは、少し違っていた。描写の質が良くない気がする。だから消えていっているのだろうか。
3月27日 公募展に出された父の絵を上野に見に行った。もう何年も同じような絵ばかり描いている。以前はそういうところが気に入らなかったが、考えてみると別に非難する理由もない。
3月26日 石川達三の取っ掛かりとして「青春の蹉跌」を読み始めた。まだほとんど進んでいないが、太宰治の作品と同じ雰囲気を感じるのは、自分の無知のせいなのだろうか。
3月25日 Mogwaiの新しいライブアルバムが届いた。こんな風に歌詞のないロックも選択肢として考えることで、もっと生きてくる日本のバンドはたくさんあると思う。
3月24日 「ピニェロ」のビデオ。「マルケスのように頭の中で蝶々が飛んだりすることではなく、現実を書く」とピニェロは言っていた。いつも現実が足らない。マスコミがたくさんあっても。
3月23日 いろいろなものを削りたくなった。Tシャツについてのコメント。「黄色いキャブとの対話」のオープニングの音楽。油断していると、いつの間にか沈黙が足らなくなっている。
3月22日 石川達三の本を近くの書店で探したら、見つからなかった。もしかしたら単に内容が古臭くなっているだけなのかも知れないが、埋もれている宝の「発掘」作業でも始めようかと思う。
3月21日 昨夜、石川達三の大昔のインタビュー(3ch)を見て、彼の小説を今まで読んだことがないのを後悔した。彼の「社会構造の中で個人の現実をつかみだす」小説はどんな風なのだろう。
3月20日 「イン・アメリカ」のビデオ。汚いアパートが舞台になっていたが、自分が住んでいたアパートも1830年代の建築で、同時期に建てられた隣のアパートはある朝自然崩壊した。懐かしい。
3月19日 汚いものを隠蔽した郊外の住宅地の空気ばかり吸っていると、少し心が狭くなりそうな気がしたので、下北沢をうろうろした。今、心が狭いのは主に花粉症のせいであることがわかった。
3月18日 花粉症の増加と銀行強盗の増加は関係がないのだろうか。マスクで顔を隠したまま逃亡する強盗犯を、今、街の中で識別するのは非常に難しい。くだらない話でした。
3月17日 ライブドアとフジ。ビジョンはないがマネーゲームには慣れている会社と、ビジョンがなくマネーゲームにも慣れていない会社の争い。で、このマネーゲームは土地転がしと大差無い。
3月16日 少し前にスケッチしていたイラストで、512のデザイン。今回の人生相談の回答はChipも悩むだろうから、たぶん少し時間がかかるので、その前にサイトにアップしておこうと思う。
3月15日 昔のドリフターズを見ていると、表現に対する(自主)規制が、今、非常に強くなっていることがよくわかる。きわどい表現の方が、差別意識より優しさを感じるのはどうしてだろうか。
3月14日 WEB上に日記を書くようになってから、知り合いから来るメールが減った。「どうしてる?」とは聞きにくいだろう。また、サイトの感想を書かないといけない感じがするだろう。
3月13日 児童書「世界の半分が飢えるのはなぜ?」をやっと読み終わった。この著者は当然だが、数多くの人間が疑問視する市場至上主義が、ゆるぎない勢力を保っているのはなぜだろう。
3月12日 昨夜、若年層の就職難に関する番組をやっていた。少し変わった雰囲気の人間は、間違いなくはじかれている。そして彼らの周りには、役に立たない皮肉を投げる大人が多すぎる。
3月11日 スペシャのNumber Girl特集。彼らが英語圏に生まれていたら簡単に世界的なバンドになっていたとNYの友人が言っていた。と同時に日本語で歌わなければあの迫力は出なかった。
3月10日 ランキングを見ている気分と、人生相談について考える気分は、どうも相反しているようだ。ちょっと静かなところに行こう。関係ないけど、大規模なアフリカ現代美術展が来年来る。
3月9日 Tシャツの人気投票サイトに参加すると、その状況をチェックしてばかりで他に何もできない。しかしアメリカのこのサイトの形式を日本で誰も真似していないのは不思議だ。どうです?
3月8日 Chipと新しい質問についてのやり取り。西洋文化コンプレックスについての質問にどう答えていくか。広い問題に終わらずに個人が生きていくヒントとなる情報にできるか。難問。
3月7日 世の中のあらゆる文章について「日本人は」という主語を、「私は」とか「俺は」、あるいは「君は」とかに文字変換すると、興味深い文章になる場合が多い、ということに気づいた。
3月6日 サイトのコンセプトをもう一度整理したら、ペースを上げようと思う。フライヤーを配るような気持ちで、サイトに載せていくものも含めていきたい。売れる売れないはあまり考えず。
3月5日 文部科学相が「子どもにももっと競争原理を」と鉄砲玉的役割の発言。多くは「おいこれ以上競争するのかよ」と思っただろうが、気の利いた反論が出ない場合を想定すると恐ろしい。
3月4日 世界の半分が飢えるのはなぜ?」に、世界の食糧生産は、現在の2倍の人口を養える量だとあった。これだけでも十分、何が起こっているのか考えるきっかけになる。
3月3日 児童書を読み始めた。タイトルは「世界の半分が飢えるのはなぜ?」。知らなかったことがたくさん、子ども向けなのでわかりやすく書いてある。
3月2日 洗濯機に「時短」というボタンがある。使ってみると、大抵のものはそれで十分落ちそうだ。「標準」ボタンというのは、実は「過剰」だったのだろうか。
3月1日 仕事中毒の気質が復活して、せわしい日が続いた。せっかく自分でペースをコントロールしやすい状況を選んだのだから、それを生かすようにしよう。楽しく適度に仕事をしようと思う。
2月28日 夜になって、511のデザインを方向転換した。2ヶ月くらいずっと気になっていたイメージがあったので、そっちの方を言葉と並べてみた。重くなりすぎないように枠の形を考えた。
2月27日 関心の無いことについて、関心の無い態度をあからさまに示すやつは、小学校のときからいつも、先生の目の敵にされていた。そんなことを思い出しながら、511のデザイン。
2月26日 Kasabianがインタビューで「自分たちのコンサートで、たぶんみんな反抗心を思い出すんだ」と言っていた。反抗心というのは、気分が少し楽になるために、とても必要なものだと思う。
2月25日 Chipの文章の読み込み。今回は「トイレ掃除研修」についての相談。同じ経験をしたことがある。不条理の宝庫のような会社で働いていたが、そのまま描くだけでギャグ漫画になるかも。
2月24日 子は必ず親の性質を引き継ぐという誤った不安を撒き散らす商売が流行っている。責任は最終的には太古の単細胞生物に・・・。こんな無益な言い分を皇太子まで語っている。
2月23日 予告編を見て敬遠していた「ヒューマンネイチュア」は笑えて哀しい名作だった。終わるとTVでは皇太子の記者会見。この映画の主人公を皇太子と入れ替えると・・・名作がもうひとつ。
2月22日 背中側ではなく前面にプリントしたものを作って欲しいというメールをもらった。でも、背中にこだわっていこうと思う。背中側と前面ではデザインが発想から違ってくるし・・・。
2月21日 「黒いTシャツ」のテストプリントが上がってきた。WEDIAさんの丁寧な仕事は期待以上。これで売り物にできる。Chipの#06の素案が届いた。デザインはどう手をつけるか。難しい。
2月20日 インターネットのスローな魅力をみんな忘れている。日々の様々な痕跡を少しずつ堆積させていくのに最適な場所。確かな目的はないけれど、ふと、昔の何かが検索にかかり・・・。
2月19日 「ダウンタウン81」。90年代のNYと比べると、80年代にはもっと気楽さと自由さがあったようだ。ビジネスは様々なものを飲み込む。日本の昔のTVドラマを見ても、同じことに気がつく。
2月18日 510を描いた。509のリミックスという感じか。"only human"という言葉には、他人だけでなく、自分も許せるようになるためのヒントがある。それをもっとおかしみが出る方向に。
2月17日 銀閣寺の札の下に貼ってある「平常心」と書かれた達川のサインをじっと見た。Chipは「509はバリエーションがあるべきだ」と言っている。風呂に入ると少しアイディアが浮かんだ。
2月16日 セネガルの画家Elimane Fallが気になるが情報がない。テレビ局の株主が誰かよりサラ金のCMで成り立っていることの方が不審。「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」は妙なノリ(字幕は?)。
2月15日 Mogwaiで瞑想的な気分になってみたが、やっぱり何も浮かんでこなかった。そういえば日記開始以来、何も描いていない。「ストーリーテリング」を観た。前作より劣り少し残念。
2月14日 ナンバーガールとゆらゆら帝国で、頭をごちゃごちゃとかき混ぜておいて、双葉双一で昼寝して、UnderworldとMassive Attackで沈思黙考して、何にも出てこなかった。
2月13日 昨夜、テレビに映った全日本女子バレーのオリンピック前の合宿風景の気持ち悪さが残っている。人格破壊と隷属が美徳となっている組織には、マイナスの存在価値しか無い。
2月12日 「Sweet Sixteen」。最後のシーンでは、トリュフォーの「大人はわかってくれない」の最後のシーンが重なるように浮かんできた。ストーリーは覚えていないのだけど。
2月11日 「イン・ザ・ベッドルーム」。きれいな結末となるストーリーには、危うい先入観が潜んでいるということ?結論を保留して終わる。かつて、日本映画が得意とした心象表現。
2月10日 24アワー・パーティ・ピープル」。単純にファクトリーのような場所で働きたかったと思った。狂った会社での2年間はビデオを観る時間もなかった。観たいビデオがたくさんある。
2月 9日 サッカーの北朝鮮戦。北朝鮮のホームのような審判のジャッジは何だったのだろうか。そういうことをしなくても、割と緊迫した試合になったはずだが。賭博組織が絡んでいるのか。
2月 8日 ライブドア、ニッポン放送の筆頭株主に。ライブドアの社長はいつも、このゲーム↓の話をしている。そして、「そんなゲームはつまらん」と言いきれる人間は少ない。
2月 7日 金を稼ぐために働くというのは割が合わない選択じゃないだろうか。金を稼ぐのが目的なら、マネーゲームの方が明らかに効率がいい。そして、ますます簡単なゲームとなっている。
2月 6日 高円寺の商店街に行った。もう勢いが戻ることはないのだろうか。何かが育ち始め少し注目を集めると、すぐに「それ風」のものばかりの小さなまとまった塊になってしまう。
2月 5日 「チョコレート」のビデオ。親子、家族、人種をめぐるアメリカのおとぎ話。クオリティーを保っているのは、ほんとうのような話にしていこうとするスタッフや俳優の努力。
2月 4日 「日の名残り」のビデオ。微妙な演技の積み重ねに引き込まれた。終わってテレビに切り替わると、森山直太朗のプロモ。ビーヴィス&バッドヘッドに見せたら、ゲロを吐くだろう。
2月 3日 「ヨーロッパに行って、自分がサッカーを楽しんでいないことに気がついた」とゴールキーパーの川口選手。必要以上に追い込んでいくことが美徳となっているこの国の空気からの脱出。
2月 2日 サイトがアップされた。知り合いにはあまり教えないようにしよう。不特定の人々の場所となってほしいから。でも、たくさんの人が訪れることはあるのだろうか。
2月 1日 対抗勢力がどんどん力を失い、反抗の方法もどんどん限られてくる社会で、うつ病が増えている。ある意味で、うつ病はこの社会への抵抗や逃亡のかたち、流儀、文化、・・・勢力?
1月31日 鈴木大拙サリンジャーも「詩のようにものを見る」ことにこだわった。昔読んだときには、そんなことが書いてあることにも気づかなかった。
1月30日 3chで加藤唐九郎の生前のインタビュー。「大抵の宗教は欲を捨てろというが、欲を全て捨てると人は生きて行けない。だから宗教は信じきれない。自分を救ってくれるのは芸術。」
1月29日 最初の電子楽器テルミンをめぐるドキュメンタリー「テルミン」は、人の一生や感情や偶然の複雑さを淡々と見せてくれる。
1月28日 双葉双一を多くの人々が知るようになるのはいつだろうか。このサイトが発展するようなことがあったら、「表現法」なんかについて連載をお願いしてみよう。
1月27日 北朝鮮戦チームの秘密を探るというニュースばかり。はたして他国のチームに比べて秘密が多いのか?戦術をばらすチームなんかあるのか?他のチームのことは何でも知っているのか?
1月26日 アメリカのAmerican Apparelというファッション・ショップ(メーカー)が、若者の高い支持を得ているらしい。理由は、雇用や賃金や販売価格などで「正しさ」を追求しているか。
1月25日 松下電器が、増益にも関わらず大リストラを敢行するらしい。利益(金)の最大化を第一目標に置けば、そうなるのは当たり前だろう。そんな場所から何とか外れて生きていけるか。
1月24日 たくさんの人が非常食セットを注文しているらしい。広がっているのは地震に対する警戒感や心配と、今の世の中が派手に崩れていく期待感。
1月23日 3ヶ月前に申し込んだ日本テレコムの「おとくライン」は、申し込みが多く開通が更に遅れる、という連絡。同じ日、同じ代理店から「おとくライン」勧誘。キャンセルした。
1月22日 「ロード・オブ・ザ・リング」のビデオは少し退屈だったので、戦闘の中を生き延びる方法を考えつつ観た。早いうちに死んだフリをして倒れておくのが、生存確率が一番高いのでは。
1月21日 竹はどうしても竹に育ち、松はどうしても松に育つ。仏教では、こういうことを「自由」というらしい。知らなかった。
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