11) 水之巻 ★ この巻のはじめに

サッカー語訳

「二天一流」というサッカーの法則を知れば、水のごとく自由な心身を得て勝利を収めます。水となるための心の持ち方、身の使い方について記すのが、この水之巻です。

サッカーに関することは何でも、詳細のひとつひとつを具体的に書き示すことは困難です。しかし、言葉が足りない文であっても、そこから重要なポイントを感じ取れるはずです。この書の言葉のひとつひとつ、文字のひとつひとつについて、じっくりと考えるようにしてください。大雑把な態度では真実に届きません。

また、一対一の局面として書いているところでも、そこから多人数の局面に関わる要素も掴み出すというように、広い視野を持ち続けることが大切です。

サッカーでは、小さな誤りや迷いが大きな間違いにつながります。また、この書を読んだだけで、サッカーを正しく知ることはできません。この書は、見るためのものでも、習うためのものでも、真似をするためのものでもありません。この中に入り込み、全身で体感した上で、主体的に判断し検討し続けてください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

兵法二天一流の心、水を本として、利方の法をおこなふに依て、水之巻として、一流の太刀筋、此書に書顕すもの也。

此道、何れもこまやかに心のまゝにハ書分がたし。たとへ言葉ハつゞかざると云とも、利ハおのづから聞ゆべし。此書に書付たる所、一こと/\、一字/\にて思案すべし。大かたに思ひてハ、道の違ふ事多かるべし。

兵法の利におゐてハ、一人と一人との勝負の様に書付たる所なりとも、万人と万人との合戦の利に心得、大に見立る所、肝要也。

此道にかぎつて、すこしなりとも道を違、道の迷ひ有てハ、悪道におつるもの也。此書付斗を見て、兵法の道に及事にハあらず。此書に書付たるを、我身にとつて、書付を見るとおもはず、習とおもはず、にせものにせずして、則、我心より見出したる利にして、常に其身に成て、能々工夫すべし。

 

注釈

特にありません。


04. 4月 2012 by outsidervoice
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