17) 水之巻 ★ 5つのボールの位置

サッカー語訳

上段、中段、下段、左脇、右脇という5つのボールの位置があります。5つに分けますが、どの位置であっても、ボールを扱う目的は敵を切るということ、ただひとつです。位置はこの5つだけですから、位置ごとの動きは体で覚え、プレー中は相手を切ることにのみ集中してください。また、位置の微妙な違いにも、考えずとも臨機応変に対処できるようになってください。

頭の高さを中心とする上段、腰の高さを中心とする中段、地面の下段。以上の3つの位置がベースで、片側が詰まっていると、そこに両脇の要素が加わってきます。左脇か右脇かは、自分の体勢によって選択できる場合もあります。

下段がサッカーの基本となるボール位置です。重力によって、ボールが最も安定する位置だからです。他の4つの位置は下段に従うものです。じっくり吟味してください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 五方の搆の事。

五方の搆ハ、上段、中段、下段、右の脇に搆る事、左の脇に搆る事、是五方也。搆五ツにわかつといへども、皆人を切らむため也。搆、五ツより外ハなし。何れの搆なりとも、搆ると思はず、切事なりと思ふべし。搆の大小は、ことにより、利にしたがふべし。

上中下ハ、躰の搆也。両脇ハ、ゆふの搆也。右左のかまへ、上のつまりて、脇一方つまりたる所などにての搆也。右左ハ、所によりて分別有。

此道の大事にいはく、搆の極は中段と心得べし。中段、かまへの本意也。兵法大にして見よ、中段は大将の座也。大将につぎ、跡四段の搆也。能々吟味すべし。

 

注釈

構えの位置をボールの位置に置き換えました。それによって、基本の位置が中段ではなく下段となりました。少し補足説明を加えています。


04. 4月 2012 by outsidervoice
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