19) 水之巻 ★ 第1の位置、下段での敵の切り方

サッカー語訳

ここから5つの位置での、敵の切り方について書いていきます。

最初は下段です。ボールを敵との間に置き、敵が右足でボールに向かってきた場合(右利きの敵は多くの場合右足で向かってきます)は、敵の足がボールの右側に外れるように左足でボールを左外に動かします。そのあと、敵との間に右足を軸足として踏み込み、敵がボールをもう一度奪おうとする場合の壁としても使いつつ、敵を切ります(パスやシュートを打ちます)。

これから書く5つの位置での切り方については、読んだだけでは納得しにくいものです。動きを練習の中で確かめてみてください。この5つを知り、「二天一流」の法則全体を理解すれば、どんな出方をする敵にも対応できるようになります。そのときに、ボール位置の区別は、この5つで十分であることもわかるでしょう。日々、練習を重ねてください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 五つの表の次第の事。第一の構、中段。

敵に行相時、太刀先を敵のかほへ付て、敵太刀うちかくる時、右へ太刀をはづしてのり、又敵うち懸る時、切先かへしにて打、うち落したる太刀、其まゝ置、又敵の打かくる時、下より敵の手をはる、是第一也。

惣別、此五つの表、書付る斗にてハ合点なりがたし。五ツの表の分ハ、手にとつて、太刀の道稽古する所也。此五つの太刀筋にて、我太刀の道をもしり、いかやうにも敵のうつ太刀しるゝ所也。是、二刀の太刀の搆、五つより外にあらず、としらする所也。鍛錬すべき也。

 

注釈

繰り返しになりますが、基本である中段を下段に置き換えています。原文の動きの意図は、サッカーに置き換えつつも、そのまま伝える努力をしました。このことは以後も同じですが、さて、いかがでしょうか。


04. 4月 2012 by outsidervoice
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