23) 水之巻 ★ 第5の位置、右脇(利き足側)での敵の切り方

サッカー語訳

右利きの者にとっての右脇として書きます。敵のプレッシャーを左肩に受けながら、ボールの右側に右足を置くようにしておき、敵が奪いに来たタイミングで、一気に右足で切ります。自然な脚の動きで打てる位置に右足とボールを置いておくようにしていると、より無理のない動きで切ることができます。足とボールの位置を確かめながら練習してください。

5つの位置での切り方は、細かく説明できることではありません。「二天一流」を学び、脚の動きを知り、大まかなリズムを覚えることが必要ですが、敵の攻撃に対処できるようになるには、とにかく、この5つの位置における練習を繰返さなくてはなりません。そうやって体得した切り方を使い尽くすつもりで戦えば、敵の出方に応じてリズムを使い分け、どのようにも勝てるのです。じっくり吟味してください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 表、第五の次第の事。

第五の(次第、太刀の)搆、わが右のわきに横に搆て、敵うち懸る所の位をうけ、我太刀の下の横より筋違て、上段に振あげ、上より直にきるべし。これも太刀の道よくしらんため也。此表にてふりつけぬれバ、おもき太刀自由にふらるゝ所也。

此五つの表におゐて、こまかに書付る事に非ず。我家の一通、太刀の道をしり、又、大かた拍子をもおぼへ、敵の太刀を見分事、先、此五つにて、不断手をからす所也。敵と戦のうちにも、此太刀筋をからして、敵の心をうけ、いろ/\の拍子にて、如何やうにも勝所也。能々分別すべし。

 

注釈

『五輪書』には、「よく考えてください」というような言葉が頻繁に出てきます。教えられるのではなく、それを自分で考えること、自分なりに消化することを、第一としています。


05. 4月 2012 by outsidervoice
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