33) 水之巻 ★ 蹴ることと止めること

サッカー語訳

蹴ると止めるは別のことです。蹴るというのは、どんな蹴り方でも、方向や軌道や強さを意識しながら蹴ります。止めるのは、せき止める程の大まかな意思しかなく、敵を弾き飛ばすくらいに強く止めても、そこに蹴るほどの明確な意識(方向性)があるわけではありません。

敵の動きにしてもボールにしても、まず止めるわけですが、それは、その後に蹴るためです。止めるのは行動の始まりでしかありません。蹴ると止めるとの違いをよく知って、上手に使いこなしてください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 打とあたると云事。

うつと云事、あたると云事、二つ也。うつと云こゝろハ、何れのうちにても、おもひうけて、たしかに打也。あたるハ、行あたるほどの心にて、何と強くあたり、忽敵の死ぬるほどにても、これハ、あたる也。打と云ハ、心得て打所也。吟味すべし。

敵の手にても、足にても、あたると云ハ、先、あたる也。あたりて後を、強くうたんため也。あたるハ、さはるほどの心、能ならひ得てハ、各別の事也。工夫すべし。

 

 注釈

打つことを蹴ることに、あたることを止めることに、置き換えました。


05. 4月 2012 by outsidervoice
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