54) 火之巻 ★ 景気を知る

サッカー語訳

敵チーム全体の状況や勢いや流れを把握することを、景気を知ると言います。試合では、敵の勢いの盛衰やシステムの意図や各プレーヤーのポジショニングや動きを把握することで景気を知り、それに対し自チームは、サッカーの法則、先(せん)を正しく理解した戦略で応戦します。

また、一対一でも、敵のスタイルや強弱や性格を把握し、敵の慣れていないプレーを仕掛け、敵の調子やリズムの変化を見逃さないことによって、先(せん)を獲得します。

どんなものの景気も、知力が優れていれば必ず見えてくるものです。思うようにプレーできる力と敵の心を読む力が合わされば、勝ち方のバリエーションがとても豊富になります。いろいろと工夫してみましょう。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 けいきを知と云事。

景氣をみると云ハ、大分の兵法にしてハ、敵のさかへ、おとろへを知り、相手の人数の心を知り、其場の位をうけ、敵のけいきを能見分、我人数何としかけ、此兵法の理にてたしかに勝と云ところをのミ込て、先の位をしつて戦所也。

又、一分の兵法も、敵のながれをわきまへ、相手の強弱、人がらを見分け、敵の氣色にちがふ事をしかけ、敵のめりかりを知り、其間の拍子をよく知て、先をしかくる所、肝要也。

物毎のけいきといふ事ハ、我智力強けれバ、かならずミゆる所也。兵法自由の身になりてハ、敵の心を能斗て勝道多かるべき事也。工夫有べし。

 

注釈

特にありません。


06. 4月 2012 by outsidervoice
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