56) 火之巻 ★ 崩れを知る

サッカー語訳

あらゆる物事に、崩れがあります。家(一族や企業)の崩れ、身を崩すこと。そして、あるきっかけで流れに乗れなくなった敵も崩れます。

試合では、敵のリズムが崩れてきたところを逃さず追い詰めます。そのタイミングを逃せば、敵に立ち直るチャンスを与えることになります。

一対一の局面でも試合展開と同じく、戦いの流れの中に敵のリズムが変わる崩れ目があり、そのタイミングを逃さないことが大切です。崩せるタイミングが来たら、集中した強い気持ちで確実に敵を打ち砕くのです。

打ち砕くとはどのようなことでしょうか。打ち砕かなければ、敵の抵抗力が残ったままになるのです。練習の中で、いろいろと確かめてみましょう。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 くづれを知と云事。

崩と云事ハ、物毎に有もの物也。其家の崩るゝ、身のくづるゝ、敵の崩るゝ事も、時にあたりて、拍子ちがひになつて、くづるゝ所也。

大分の兵法にしても、敵の崩るゝ拍子を得て、其間をぬかさぬやうに追立る事、肝要也。くづるゝ所のいきをぬかしてハ、たてかへす所有べし。

又、一分の兵法にも、戦ふ内に、敵の拍子ちがひて、くづれめのつくもの也。其ほどを油断すれば、又立かへり、新しくなりて、はかゆかざる所也。其くづれめにつき、敵のかほたてなをさゞる様に、たしかに追かくる所、肝要也。追かくるハ、直に強きこゝろ也。敵立かへさゞるやうに、打はなすもの也。

うちはなすと云事、能々分別有べし。はなれざれバ、したるき心あり。工夫すべきもの也。

 

注釈

特にありません。


06. 4月 2012 by outsidervoice
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