58) 火之巻 ★ 四手(よつで)を放す

サッカー語訳

がっぷりと組み合った手を四手と言います。敵もこちらも同じ事を考えて張り合っていれば(四手になっていたら)戦いは終わりません。そういう時は、気持ちを切り替えて(四手を放し)、別のプレーで勝つことを狙います。

試合が四手ならば、勝負とは関係ないことに体力を消耗し続けている状態です。張り合うことを早く止めて、敵の裏をかくプレーで勝ちを得るべきです。

一対一でも、四手になる気配を感じたら、その時の敵の態勢では反応できないプレーに即座に切り替えて勝つことが肝心です。

方法をいろいろと考えてみましょう。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 四手をはなすと云事。

四手をはなすとハ、敵も我も、同じこゝろに、はりあふ心になつては、戦はかゆかざるもの也。はりあふ心になるとおもハヾ、其まゝ心を捨て、別の利にて勝事をしる也。

大分の兵法にしても、四手の心にあれば、はかゆかず、人も多く損ずる事也。はやく心を捨て、敵のおもはざる利にて勝事、専也。

又、一分の兵法にても、四手になるとおもハヾ、其まゝ心をかへて、敵の位を得て、各別かはりたる利を以て勝をわきまゆる事、肝要也。

能々分別すべし。

 

注釈

特にありません。


06. 4月 2012 by outsidervoice
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