59) 火之巻 ★ 陰(かげ)を動かす

サッカー語訳

隠れていて見えない敵の守備戦術を、陰と言います。

試合において、敵がどこに守備の重点を置いているかが見えない時には、こちらから一気に攻撃に出るように見せて、それに対する敵の反応(陰の動き)を見ます。対応の仕方がわかれば、それを外す攻撃によって勝つことができます。

一対一の局面では、相手がこちらの攻撃を誘い込む態勢の時がありますが、少しつっかけてみれば、敵の意図が態勢の変化(陰の動き)として表れます。それを見てプレーを仕掛ければ、確実に勝つことができます。

しかし、油断していると、つけ入るタイミングを逃してしまいます。

練習で吟味を繰り返してください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 かげをうごかすと云事。

かげをうごかすと云ハ、敵の心のミへわかぬ時の事也。

大分の兵法にしても、何とも敵の位の見わけざる時ハ、我方より強くしかくる様にみせて、敵の手だてを見るもの也。手だてを見てハ、各別の利にて勝事、やすき所也。

又、一分の兵法にしても、敵うしろに太刀を搆、脇に搆たる様なるときハ、ふつとうたんとすれバ、敵思ふ心を太刀にあらはすもの也。あらはれしるゝにおゐてハ、其まゝ利をうけて、たしかにかちをしるべきもの也。

油断すれバ、拍子ぬくるもの也。

能々吟味有べし。

 

注釈

特にありません。


06. 4月 2012 by outsidervoice
Categories: 火之巻 | Leave a comment

Leave a Reply

Required fields are marked *


CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.