68) 火之巻 ★ 間切る(まぎる)

サッカー語訳

試合において、敵が強いときには、システム全体を相手にするのではなく、敵の一部に絞って(間切って)攻撃し、そこが崩れる気配を見せたら、今度は他の一部に間切って攻撃します。だいたいジグザグに攻撃を仕掛けることになります。

一対多の場面でも、この要領です。全体を相手にするのではなく、一人ずつに間切って、左の敵から右の敵にと、リズム感良くジグザグに、敵の態勢を冷静に見ながら、切り進むのです。敵の態勢を判断した上で進んで行くわけですから、強く自信を持てば必ず勝てます。

強敵を相手にする一対一でも同じように、敵のプレーや身体を部分ごとに間切る気持ちで戦います。

間切るということに、退くという選択はありません。間切り行く方法や心構えについて、いろいろと考えてみましょう。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 まぎると云事。

まぎると云ハ、大分の戦にしてハ、人数をたがひに立合、敵の強きとき、まぎると云て、敵の一方へかゝり、敵くづるゝとミバ、すてゝ、又強き方々へかゝる。大方、つゞら折にかゝる心也。

一分の兵法にして、敵を大勢よするも、此心専也。方々へかゝり、方々にげバ、又強き方へかゝり、敵の拍子を得て、よき拍子に、左、右と、つゞら折の心に思ひて、敵のいろを見合て、かゝるもの也。其敵の位を得、打通るにおゐてハ、少も引心なく、強く勝利也。

一分入身のときも、敵の強きには、其心あり。

まぎると云事、一足も引事をしらず、まぎりゆくと云心、能々分別すべし。

 

注釈

特にありません。


07. 4月 2012 by outsidervoice
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