69) 火之巻 ★ 押し潰す

サッカー語訳

敵が弱いところを見せれば、こちらは強気になって敵を押し潰します。

試合では、敵が数的不利となっている局面で、あるいは敵がうろめいて弱みが見える時には、嵩にかかって押し潰す気持ちで攻撃します。敵を手の中で握り潰す気構えです。よく考えてみましょう。

一対一でも、弱い相手に対する時や、敵がリズムを崩した時、後退りしている時には、間髪をおかず、目を合わせず、迷う気持ち無く押し潰すことが大切です。
とにかく、敵が復活できないくらいに圧倒することが肝心です。じっくり吟味してください。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

一 ひしぐと云事。

ひしぐと云ハ、たとヘバ、敵を弱くみなして、我つよめになつて、ひしぐと云心、専也。

大分の兵法にしても、敵小人数の位を見こなし、又は、大勢なりとも、敵うろめきて、よはミ付所なれバ、ひしぐと云て、かしらよりかさをかけて、おつひしぐ心也。ひしぐ事弱ければ、もてかへす事有。手のうちににぎつてひしぐ心、能々分別すべし。

又、一分の兵法の時も、我手に不足のもの、又は、敵の拍子ちがひ、すさりめになる時、少もいきをくれず、めを見合ざる様になし、真直にひしぎつくる事、肝要也。少もおきたてさせぬ所、第一也。能々吟味有べし。

 

注釈

特にありません。


07. 4月 2012 by outsidervoice
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