77) 火之巻 ★ この巻のおわりに

サッカー語訳

以上に書いたことは、「二天一流」の鍛錬の場で、常々忘れないようにしていることです。

書き記すのは初めてのことなので、順序が整理されていない感じや、詳細を書き足りない感じがあります。しかし、サッカーを学ぶ人の指針となる書となったのではないでしょうか。

私は若い頃からずっと、サッカーの法則を掴み出そうと、思いついたすべての技術を実際にボールと身体を使って試し、他の様々な流派のスタイルや戦術の分析も行ってきました。しかし他の流派は、それらしいことを語っているだけの戦術論に過ぎなかったり、細かいだけの技術論であったり、目を引くだけが目的であったりして、サッカーの真実に触れるものはひとつもありません。もちろん、そういう流派を習う場合でも、身体や心をある程度鍛えることはできます。しかし、そこで伝えられている間違いは、伝染病のように世代を超えて広まり、真のサッカーを廃れさせてしまいます。

サッカーの真実とは、敵と戦って勝つことです。このことがないがしろになってはいけません。「二天一流」の知に従って正しいことを行えば、必ず勝利が待っています。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

右、書付る所、一流劔術の場にして、たへず思ひよる事のミ、書顕し置もの也。

今始て此利を記すものなれバ、跡先と書紛るゝ心ありて、こまやかにハ、いひわけがたし。さりながら、此道をまなぶべき人のためにハ、心しるしになるべきもの也。

我若年より以來、兵法の道に心をかけ、劔術一通りの事にも、手をからし、身をからし、いろ/\さま/\の心になり、他の流々をも尋みるに、或ハ口にていひかこつけ、或ハ手にてこまかなるわざをし、人めによき様にみすると云ても、一つも實の心にあるべからず。勿論、かやうの事しならひても、身をきかせならひ、心をきかせつくる事と思へども、皆是道のやまひとなりて、のち/\迄もうせがたくして、兵法の直道、世にくち、道のすたるもとゐ也。

劔術、實の道になつて、敵と戦勝事、此法聊かはる事有べからず。我兵法の智力を得て、直なる所を行ふにおゐてハ、勝事うたがひ有べからざるもの也。

 

注釈

特にありません。


07. 4月 2012 by outsidervoice
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