88) 風之巻 ★ この巻のおわりに

サッカー語訳

以上のように、他流のサッカーについての概要を9か条に分けて記しましたが、どの流派であるか、口なのか奥なのか秘伝なのかなどをはっきりとは書きませんでした。各流派そして人によってもサッカーに対する解釈は様々で、また、それぞれの流派の系統も今後大きく変化していくはずですから、大きな9つの傾向のみを書き残しておこうと思いました。ロングボールに偏ったり、ショートパスにこだわったり、強さに固執したり、粗かったり細かかったり・・・。どの流派であるかではなく、それが間違っていることを知って欲しかったのです。

私の「二天一流」には、蹴る技術の奥も口もなく特別なシステムもありません。大切にしているのは、正しいことを心で理解することだけです。

 

★ 原文・・・『武蔵の五輪書を読む』(播磨武蔵研究会「宮本武蔵」)より

右、他流の兵法を九ヶ条として、風之巻に有増書附所、一々流々、口より奥に至迄、さだかに書顕すべき事なれども、わざと何流の何の大事とも名を書記さず。其故ハ、一流々々の見立、其道々の云分、人により心にまかせて、夫/\の存分有物なれバ、同じ流にも、少々心のかはるものなれバ、後々迄のために、何流の筋とも書のせず。他流の大躰、九つにいひ分、世の中の人のおこなふわざを見れバ、長きにかたつき、みじかきを利にし、強きとかたつき、あらき、こまかなると云事、ミなへんなる道なれバ、他流の口奥とあらはさずとも、皆人のしるべき儀也。

我一流におゐて、太刀におくくちなし、搆に極りなし。只心をもつて、其徳をわきまゆる、是兵法の肝心也。

 

注釈

特にありません。


08. 4月 2012 by outsidervoice
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