#0002) 社長をやっている従兄は、そういえば、いわゆる不良だった

社長だから偉いとは思ってないわけですが、娘の従兄で、つまり私の甥である彼は、社員のことを常に親身になって考えている、尊敬すべきガテン系の社長です。私より一回り若く、小さい頃から見ているので、かわいらしいほうが先に立つのですが。

娘が夕ご飯のときに「(同じクラスの)〇〇ちゃんのお兄ちゃん、不良なんだって」と話していたので、なんとなく、従兄が相当名を成した?不良であった話をしてみました。人をいじめたりするのとは全く違う、暴れたり爆走したりする方のタイプですけど、まあ、ある意味典型的な高校中退という学歴なのは、サッカーでスカウトされて入った高校で監督を殴って退学となったからです。もちろん、彼も彼の家族も当時は、全く平和な気持ちでも、平和な関係でもありませんでした。

 

「え、そうなんだ。」
言葉になった娘の反応はその程度です。

「まあ、人生は長いんだよ。」
私もそれ以上何を言ったらいいのか、わかりませんでしたけど。

 

尊敬すべき社長である話ですが、彼は、かなりダメと見なされている社員に対しても粘り強く仕事を教えて育てています。彼に言わせると
「本気で育てようと思っていないのに、殴っちゃダメだよね。」

この話は娘にはしませんでしたが、そんな荒っぽい上司との出会いによって能力が呼び覚まされる若者もいるわけですね。

娘にしていない話を続けますと、彼は「高校中退者」に思い入れというか、そこが宝の在り処と思っているところがあり、人手不足解消の方法として、「自分が中退した高校に行って、中退者を紹介してもらおうと思うんだ」というようなことを言ったりもしています。私は、彼の語録をつくると、かなり面白いんではないかと思っています。

小学生のくせに、大人のチームに混じってボレーシュートを軽く決めていたのは、彼が不良と呼ばれるようになる5年くらい前のこと。可能性をひとつ削ったという思いがよぎることは、もちろん本人にもあるでしょう。でもね・・・

20. 9月 2012 by outsidervoice
Categories: 生活, 社会 | Leave a comment

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