#0013) 判断は相対的にしかできないということは・・・

どこかのサイトから拝借してきた図です。大抵の人は、Aのマスの方が濃いと思うわけですが、AとBは同じ濃さです。ABの左右のマスの濃さの違いが判断に影響しているわけですが、これが人の認知の特性だとすれば、日頃の価値判断なども、周囲の環境に影響を受けた、かなりいい加減なものになっているはずです。ブレない絶対的な基準値など、明らかに人は持っていないですよね。

ブックオフで、フランシス・クリックの古い本をパラパラめくっていて上と同じような錯視を説明する図が出てきてから、こんなことについて考えています(本全体も今度読んでみます)。

どこの子どももだいたいそうだろうと思うのですが、うちの娘も、なんでもかんでも友だちと比べてます。比較を続けながら、自分に対する判断とか価値体系みたいなものができているんでしょうか。しかし、上記のことは、どういう比較をするかによって、判断や体系が、随分違ったものになることを示してますよね。

 

ここからいろいろ展開して、もっと広く深く、社会の成り立ちのことまで考えると面白そうなのですが、明らかに、かなり難しいことなので、また今度にしますね。

10. 10月 2012 by outsidervoice
Categories: 図画工作, 理科, 生活, 社会 | Leave a comment

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