#0106) 「時は金なり」の起源が笑える話

Time is Money. ・・・そんなわけないだろ、と思い始め、その起源を調べると、どうも、ベンジャミン・フランクリンのたわごとのようです。

ベンジャミン・フランクリンというのは、アメリカ建国の祖のひとりとか言われて100ドル札になっているベンジャミン・フランクリンです。

そのベンの1748年の著書”Advice to a Young Tradesman”の中のアドバイスが以下です。

「時は金であることを忘れてはならない。1日の勤労によって10シリングを稼ぐ人が、戸外で散歩したり、室内でぶらぶら過ごして半日をついやすとすれば、たとえ娯楽のために6ペンスしか使わなかったとしても、それだけを浪費したと考えてはならない。そのほかに5シリング得る機会を失ってしまったことを忘れてはならない。」

なぜ、「たわごと」と書いたかわかると思います。これは「おい若造、時はぜんぶ金に換算するもんなんじゃ」という無茶苦茶なじじいの話です。この頭が悪い話に、あなたは納得できますか?

ちなみに、Time is Moneyは基本的にTime=Moneyを意味していますが、Money is Timeとひっくり返すと、怪しさがわかりやすいでしょうか。全然=ではないから、受け入れ難い文になるわけです。ただ、Time is Moneyはなんとなくわかる感じがしてきたというのは、なんか、仕掛けがあるんでしょうかね。あるいはいわゆる洗脳みたいなもの・・・?

 

(追伸)

A is Bは、A=Bを強く意識させますが、いろいろな例を考えると、AがBに属していさえすれば、A is Bの文に違和感がないようです。しかし、通常の場合、B is Aとひっくり返しても、AとBの関係性をそのまま意識できるのですが(例えばan Animal is Manとか)、Money is Timeとなると、ここに関係性をイメージすることはいろいろと屁理屈を付けない限り困難です。関係性が希薄な2つの言葉をつなげて、それを=と意識させているのが(時の金額換算を当然のことと思わせるのが)、Time is Moneyという文の作用のようですが、これに納得してきた歴史は、Time=Moneyの思想にプロパガンダされてきた歴史なのかも、です。

Time=Money。 これ、今の経済やビジネスなどの大前提じゃなかったでしたっけ?

 

 

31. 1月 2014 by outsidervoice
Categories: 国語, 家庭, 社会, 算数, 総合, 英語 | Leave a comment

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