#0009) 可能性が無限であるはずはないけれど

試合会場が近いので、なでしこチャレンジリーグの日本体育大学と常盤木学園高校との試合を観て来ました。公式発表では観客90人となっていますが、そのうちの1人です。あと、サッカーに興味のない娘がついてきたので、合わせて90分の2ですが、こういう試合の応援団の人たちを、私は尊敬しています。理由ははっきりしないのですが。

さて、サッカーの方のことですが、試合前の練習を見ると、その技術レベルの向上に感嘆します。でも、それを目に焼き付けて試合に入ると、結構、歯がゆい感じがする場面が多いのは、Jリーグとも共通するところでしょうか。

最も、もったいなく感じたのは、日体大の植村祥子選手。リーグでそこそこは点を取っているようですが、そのプレーのキレから考えると、少ないですよね。この試合、無得点でしたが、シュートまでのプレーとシュートとでは、精神状態が別々な感じがしました。単純にシュートが近づくと焦るというか、シュートのタイミングも焦りすぎなような・・・。ゴールキーパーもバックスの1人と考えて、ゴールの中にパスを通すと考える方がうまく行くのではないでしょうか。キーパーも抜くつもりで、いいのではないかとも思いました。簡単に抜けますよ、彼女なら。

家に戻って彼女のことを少し調べたら、先日のU-20ワールドカップのメンバー候補として、直前まで残っていたんですね。うーん、もったいない。でも、これからに期待できるんではないでしょうか。というか、すごく期待しています。

 

ところで、彼女とは全然レベルが違うのですが、しかし共通点のある話をします。

うちの娘が徒競走で3番だったのですが、1位になれる機会を自分で捨てた3位だったんですね。何度かの運動会の練習で確立された序列に従って、本人は3位という予想の元にスタートしたのですが、しかし、#0006で書いたようにスタートの大間違いを直しましたから、本番では、練習のときより全然前を走ることになったわけです。で、おそらく、その位置に本人が居心地悪くなったんでしょう。キョロキョロして、2人が自分より前に行くまで、(自覚はないと思いますが)ゴールに近づくにつれてスピードを落としたわけです。本人にはわかってなくても、小さい頃そういう性格だった私にはよくわかります。

 

考えてみれば、メンタルの指導の多くは、もったいない自己抑制を取り除くのが狙いですよね。

 

で、話が飛ぶのですが、「もったいない(自己)抑制を取り除くことを目的としたジャーナリズム」って、ないでしょうか。

もちろん、あるんじゃないかと思っているわけですが・・・・。勘としては、すごくローカルなところを舞台にしつつ広大な発信を行うと、かなり有効ではないかと・・・。個人補習塾的マスメディア?・・・こう書いていくと、この括りに含まれるものは、既にいろいろあるかも知れませんね。

 

サッカーの試合のあと1時間くらい遠足して、全然違う場所からバスに乗って帰りました。バスの中から自転車に乗った日体大サッカー部の一団を見つけた娘が手を振ると、部員たちも手を振り返してくれました。娘は、試合も彼女なりに楽んだようですが(ハーフタイムには近くでやっていたアーチェリーの練習見学もしたようですが)、この件だけで大満足のようでした。いい加減な絵ですみません。

01. 10月 2012 by outsidervoice
Categories: 体育, 社会 | Leave a comment

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