#0011) アヘン戦争前

いきなりですが、プリズムストーンって何? という方はこちらの中の説明、そして次にこちらで確認を。

で、そのプリズムストーンの新しいものをうちの娘が買いに行くと、売り切れているわけです。注文の受付はしてくれません。

店から消えたものは、こういうところで売られています。もちろん定価以上で。場合によっては数十倍の値段で。

1回100円のゲームをすると、1個手に入りますが、稀に高額で売れるだろうストーンが出てきます。

プリズムストーンや関連商品の定価自体も、なかなか馬鹿馬鹿しいぐらい高い利益率を予想させますが、それらはこちらでご覧ください(品切れ品を高く売っている愉快堂のような業者も混じってますが)。商品群の中にトランクがありますが、紙製品にしては高い空っぽのトランクを買うことが何よりも優先ということが「常識」となっているため、コレクション熱がより高まるという仕掛けになっています。で、うちの娘もトランクをひとつ持っており、その中を一杯にすべくストーンを買ったり、ゲームをしたりしているわけです。少ないお小遣いで。

うちの娘は金にセコいので、高価になったストーンを買いたい気持ちにはならないようですが、売り切れで買えないのは、かなり悔しいようです。うちの娘にも、自制が効かなくなる可能性はもちろんありますし、抑制が効かなくなっている子どもがいるだろうことは容易に想像できます。

で、思い出すのは、アヘン戦争に至る構造です。

こういうマーケティングが今は割と普通なんですね。単純に、儲かればいいという気持ちに対する抵抗力が随分無くなってしまったものです(以前も無かったですか?)。優秀なビジネスマンと自覚している人たちによる子ども向けアヘン販売。

コレクターというのはいつもいるものですが、この仕掛けは、ほとんど犯罪と同じ構造だと思いますが、いかがですか?

売り切れ店からの帰り道、娘に、プリズムストーンをめぐる商売がどうなっているか、簡単に説明しました。 子どもと、子どもの周りの金をターゲットにしていることは通じたでしょうか。こんなもののターゲットに素直になる馬鹿馬鹿しさに、近いうちに気づいてくれればうれしいです。でも、小学4年生には難しいですかね。

04. 10月 2012 by outsidervoice
Categories: 生活, 社会, 算数 | Leave a comment

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