#0058) 貯金燻り出し作戦後についても、ちゃんと作戦はあるんでしょうか?

消費者物価指数の年次平均推移です(総理府のデータの、エクセルでのグラフ書き出し)。

消費者物価指数(年次平均)

デフレと言うより、すばらしい20年間の安定ですよね。何が不満なんでしたっけ? たぶん自分も不満を述べていたような気がしますが・・・モノが上がって納得できる理由自体が無いですよね、今は。

デフレというのは主に資産デフレですよね(↓内閣府のどこかのページより)。

資産価格推移

 

これを、適正価格になりつつある過程と見る人たちもいます。私も、不動産価格とか、まだ高いと思います。実質利回りで計算したら買えるものはほとんどないですよね。新築マンションの販売価格も、相当とんでもないままですよね。

でも政府は資産価格を上げようとして、今のところその意図通り上がってきているわけです。主に株価が(本当に不動産も上がるんでしょうか?)。

お祭り騒ぎの中で(あと、税制改正なども含めて)、貯蓄をデフレ資産購入資金として燻り出すという狙いだと思いますが、この辺、多くの人にとってあまり関係が無い話かも知れません。

ここしばらく、みんな貯蓄をする余裕が無かったですし(日本の家計貯蓄率)。

基本的には、前回バブルのように、主には、一部のお金持ちの金が移動する中でのシャッフル、内輪の栄枯盛衰の話ではないかと思います(無理してこのゲームに加わる人もかなりいます?)。政府としては、金融立国のための(結構切実な)賭けみたいな感じでしょうか。

 

ただ、上にリンクした官庁の報告書にもありますが、日本の巨額の貯蓄が国債を買い支えているとしてきた話は、これからどうなっていくのでしょう?資産価格が上昇している時にはなんとかやりくりできる場合も、たとえば、バブルのピークで外国人投資家(この区分けは疑問ですが)が真っ先に逃げるというような場合、どうなるんですかね? 尻馬に乗った国内資金より、適正価格設定が低いでしょうし・・・。そのときに、その資金が日本の国債に回るとも思えませんが・・・。

 

最初に貼り付けた消費者物価指数のグラフが、とんでもないかたちになってきたときには、関係の無い話ではなくなりますが、・・・杞憂なのかな? そうならない方法やその影響をあまり受けない方法を考えておければ一番いいのでしょうけど。

 

おだちんは時給制

 

関係ないですが、娘のお手伝いお駄賃は時給制となりました。時給300円、つまり1分5円。

既に、いかにゆっくり作業するかというところに、思考は移っています。

11. 2月 2013 by outsidervoice
Categories: 生活, 社会, 算数, 総合 | Leave a comment

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