#0088) 心温まる話
デイサービスから帰ったら、最大音量にすれば自分にも聞こえるテレビを点けて、ランドセルを背負った孫たちが向うの坂道をだんだんと家に近づいてくるのを窓から眺めているのが今一番の楽しみというおじいさんから、「そろそろ草を刈ってくれ」という電話がかかってきたのは、おじいさんの家の前の、私がなんとかしなければならない遊休農地の草が、孫の姿を見えなくするまでに伸びたからです。
おじいさんには今までお世話になっているので、快く、草を刈りに行ったわけですが、刈払機で草と一緒に、そこを住処にしている数多くのトノサマガエルとかトノサマバッタも切り刻んでしまいました。
そういえば、大量に刈り倒した貧乏草のおひたしが結構うまいらしいです。