#0057) 日本の好景気・不景気を決める趣味の会の話。(本題?に合わせてタイトル変えました)

#0056の続きを書きます。ちょっと不親切な感じだったので。

たとえば、日本の実質GDPのグラフを見てみませんか? ウィキペディアから借りました。
クリックして大きくしないと見えませんが、1955年からの数値です。

日本の実質GDPの推移

リーマンショックが、確かにショックとも言える影響があったんだなというのはありますが、「失われた10年とか20年」とか、どこのこと言っているか、これ見ただけで答えられる人はいませんよね。ここ数十年は基本的にはずっと好景気で稀に小さな事故がある感じかな、ということだと思いません? (GDPを全面的に信用しているわけではないですが、信用度に優れた他の数字があるわけでもありませんし。)

なんだかんだ言いながらもみんな得たという可能性は否定できませんが、みんなで失ったというのは嘘ですね(念を押すと、全体がプラスなわけですから)。で、あなたが本当に失っているとしたら、誰か他の人があなたが失った以上に得ていないと、計算は合いません。特に、その関係が固定している場合、いい気持ちはしませんよね。

 

ところで、日本が好景気だとか不景気だとかを決めている人たちの会議の概要を見たことがありますか? 私も無かったのですが、景気動向指数研究会。ぜひ、議事録や、この人たちによって修正されたグラフなどをいろいろ見てほしいのですが、景気動向指数の指標(要素)を趣味的にいろいろ変更したりしている研究会の人たちの話し合いの内容と結果です。「趣味的」と書くのは意地悪でもなんでもなくて、「実感と合わないから」という理由で判断を訂正したりしていることなどが、議事録に疑問無しに書かれていたりするわけです。

まあ、ある意味大変な仕事だとは思いますが・・・、「実感」による修正などを認めているということは、気分などが結果を大きく左右する会議であるということですよね。

景気を客観的に判断しているというより、景気の波と思える波を生み出す指数を作成する仕事をしている人たちだと私には思えるのですが、この人たちが他の何かや誰かの影響下にあるかどうかはわかりません。たとえば、平均株価の上下について社会が納得する理由が欲しい人たちとか・・・(これは、ちょっと幼稚な陰謀論ですが、が、明らかにネタにしやすい研究会ではあります)。でも、まあどうでもいいですか?

敢えて、指数づくりの仕方を知りたい人は、統計の作成方法をどうぞ。あなたなら、もっと素敵な景気動向指数を作れるかも。景気動向指数づくりコンクールとかないのかな?

 

経済のことって、ぜんぜんわかりませんねえ。しかし、そこで負けるわけにはいかないわけです、父親としては(以前にも同じこと書きましたが)。つまり、参加すべきでない場面も多そうですよね。この怪しいゲームには。

と書きながら、こういうことが頭をよぎるわけです。リーマンショックからの回復局面で敢えて、指数を抑えておくための指標入れ替えを行った(景気動向指数の改定及び景気基準日付について)ということは、上がる余地をより大きく設定したということでしょうか。ゲーム主催者の役割としては。まあ、みんなにとって幸せなゲームになるのなら、いいのかな?

 

いや、まじめにですね、どういうスタンスで過ごすべきかは考えるわけです。この辺を考えてくれている哲学者とか見当たりませんし・・・。たぶん、哲学者とかでなくて考えている人たちはいっぱいいるんだと思いますが・・・。まずは、いろいろ惑わされず、明るく過ごすというのがいいのかな?

こどもだって考える

子どもだって、いろんなことを考えているらしいです。何を考えているか、今ひとつわかりませんが・・・このノリはありがたいですね。

10. 2月 2013 by outsidervoice
Categories: 生活, 社会, 算数 | Leave a comment

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