#0033) 政府予算や決算をブラックボックスにしたままで消費税増税かよ。という素朴な感想。
#0031で社会保障費の内容がわからない仕掛けになっていることを書きましたが、民主党の逢坂誠二(元)議員の「日本の予算・決算は非公開」と(皮肉を込めた)タイトルのブログ?記事(おそらく2008年のもの)を見つけました。
長いので全文を転載するわけにはいきませんので、出だしのみを転載します(続きもぜひリンク先でお読みください)。
(以下転載)
【国の予算・決算は非公開 その1】
私は、かねてより、国の予算や決算は非公開だと主張してきました。
すると多くの皆さんから、「逢坂さん、そんなことはないでしょう。予算書も決算書も公開されていますから。それに国会議員が霞ヶ関に説明を求めると説明に来くるでしょう。」
こんなことを言われます。
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もちろん予算書も決算書も公開されています。
説明を求めると霞ヶ関から説明にも来ます。
しかし、私は予算・決算が公開されているとは言えないと断言しています。
これから少しの時間をかけて、このことを説明したいと思います。
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今なぜこんなことを私が言うのか?
それは、情報の適切な公開が民主主義の原点だからです。
情報が公開されていなければ、主権者である国民は判断ができません。
逆に不適切な情報によって、権力者に都合の良い方向に民意を誘導することだって可能になります。
とにかく国の過去や今を知り、将来を判断するための基本情報は、なるべく生の形で、国民に分かりやすい説明で、しかも簡便に入手できる方式で、公開されていなければなりません。
しかも、これらの情報は、国民からの要求の有り無しに関わらず当然のものとして、常に公開されていなければならないのです。
【日本の予算・決算は非公開 その2】
多くの国民の皆さんが、認識していない重要なことがあります。
それは、国の予算や決算が、充分に公開されていないことです。
これはマスコミの皆さんも、知らないことかもしれませんし、検証したことなどはないかもしれません。
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(以上、ごく一部を転載)
この記事に書かれた状態から何も進んでいないことを考えると、事業仕分けは、何がわかるべきかがわかっていない議員たちが関わっていた可能性もあるような気がしてきましたが、その辺についての想像は置いておいて、タイトルのような感想が浮かんでくるわけです(今思うと、#0031では無理した結論にしていました)。粉飾決算をしている会社が株主から見放されるのと同じですよね。コミットすべき理由がないわけです。
そういうことをはっきり言う政党があれば、そこに投票しようかなと思ってます。娘に投票理由を聞かれたときに答えられますし(娘がわかるかわからないかは知りませんが)。
逢坂氏が書いているように、適切な情報の公開は民主主義の原点ですよね(逢坂氏はその後、この問題にどう対応したのか、あるいはしなかったのかは、わからないのですが・・・。質問は出しておきました)。で、始まりは原点からしかあり得ないですよね。また、他人から見えるようにするというのは、正しい行いに誘導する最も効果的な方法でもあります。
遅くなりましたが、民主主義始めませんか?